ドイツ研修⑥
2014年07月02日 水曜日
今日は保育施設の見学ではなく、それはそれは有名なノイシュヴァンシュタイン城(ディズニーの眠れる森の美女のお城のモデルと言われています。)とヴィース教会に行ってきました。
ノイシュヴァンシュタイン城は外観はとてもシンプルなのですが、中に入るとびっくり!
天井も壁も床も、キレイな絵が描かれて、とてもゴージャスです。
私は日本のお城が好きなので、よく見に行くのですが、日本のお城とドイツのお城では建物の建て方の違いはもちろん、装飾の仕方の違いにもとても興味を持ちました。
違う園の園長先生がこんなことをおっしゃっていました。
ドイツのお城の部屋の間取りは今のドイツの保育施設に通じているね。
日本の保育施設は、日本のお城の間取りに通じている。
なんとも興味深いお話でした。
何百年も前の建物が時を経て、新しいデザインや取り組みなどで進化しながらも、大きな基盤は変わらずに受け継がれているということを感じると、歴史は絶えず今も続いているのだなと感慨深い気持ちになります。
ヴィース教会は、昔ある女の人がこの教会の近くにあったほこら(神を祀る小さな建物)に行くと、なぜだか自然と涙が溢れてしまい、それはきっとこの場所には不思議な力があるのだと段々と周りに広がって行き、人が集まるようになってきたのでこの教会が建てられたと言われています。
教会の中に入ると、言葉を失ってしまうほどの美しさにただただ感動でした。心が安らぎあたたかく包まれているような気持ちになる、そんな素敵な体験ができました。
ノイシュヴァンシュタイン城、ヴィース教会を見て、1番強く感じたことは色彩の感覚が素晴らしいことです。
今まで、色々な保育施設を見学してきた中でも『色』の感覚の素晴らしさに感動してきましたが、そういう背景は、歴史の中にあるのかなと思うほど、とても素敵でした。
国の歴史や文化が今の保育にも繋がっているなと感じると、日本の歴史や文化も大切にしていきたいなと思うのでした。(M.E)
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