◆6月10日(火)の子どもたち
2014年06月11日 水曜日
◆わかりあう(つぼみ)
今日は久しぶりにお散歩カーに乗って地下鉄を見に行ってきました。道中眠る子もいなくて体力がついてきたんだなあと成長を感じました。
さて今日は給食中にあったお話です。〇くんは早く次の一口が食べたくて何度も椅子から立ち上がろうとしていました。こちらもその度「危ないよ」と伝えるものの〇くんは繰り返しています。しかし「危ないよ!」と少し悲しい顔で目を見つめて伝えてみると〇くんも悲しい表情になり座りました。こちらの表情から感じ取ることができたようです。
☆くんは手づかみで食べている物で気に入らないものがあると床にポイポイ捨てていました。「ポイはしないで」と少しこわばった顔をして伝えてみると『しゅん』として下を向いてまるで「ごめんなさい」と言っているかのような表情でこちらを見つめてきます。
そんな顔を見たらつい「ごめんね言い過ぎたかも」と思ってしまいます。しかし、「こちらの言っていることを表情や口調から理解できるようになってきているんだなあ」と思うとたくましいとさえ感じました。
以前研修で『共感脳』という悩があるという話を聞きました。この脳はだいたい3歳までに形成されるそうです。人が嬉しい楽しいと思っている時には一緒に笑顔になり、人が辛く悲しんでいるときは一緒に寂しい気持ちになる。つまり人の気持ちがわかる、共感できる悩のことを言うそうです。怒られている時に笑ってしまう人など相手の気持ちになれない人は、小さいうちに周りの大人から真剣に向き合ってもらう経験が少なかった人だというデータも出ているほどでした。
そんな研修のことを思い出しました。小さいときからの積み重ねが大切だなと思うのです。ただやたら言うのではなく伝え方や伝えるタイミング、その子一人一人の発達をしっかり見たうえで、今のこの子にならわかってもらえるかな?わかってもらいたいな。そんな思いで関わらせていただきたいと感じました。
昨日は久しぶりに全員揃ったので午後みんなが起きていたときに集合写真が撮れましたので一緒に載せたいと思います。(kh)
◆初めての場所へ(つぼみ・ふじ1)
いってきまぁーす
今日はふじ2組さんと大聖堂の前の波羅蜜橋(はらみつばし)までお散歩に行ってきました。雨も降ることなく、蒸しむしとしたお天気でした。
お散歩カーに乗り、元気いっぱいの子どもたち。見てください、先頭に座った○くんと△くん!立って、道路に走ってる車に「ばいばい~」と手を振る二人。ご機嫌さんですね!
さて、今日は、いつもと違う場所に行くことを子どもたちにお話をし出かけたのですが、あれ?いつもお散歩に来ている大聖堂だぁ~今日はここで遊ぶのか!と思ったのか○○くん。「おろして~」と言わんばかりに、手を上に伸ばして降ろしてアピール。
今日は違う所に行くよと、もう一度話をすると納得したのか座る○○くん。こちらの話していることが分かるんだなぁ~と見ていて思いました。
波羅蜜橋までは、大聖堂の中のエレベータに乗り移動をしてみました。みんなお買いものに行ったりすると、お母さん、お父さんと乗っているのかな?不思議そうに見ている子もいれば、中の鏡に映っている私たちに手を振っている子もしました。
さて、目的地に到着し広い場所に喜んでいる子もいれば、初めての場所に緊張したのか、どこだどこだ、と辺りを見渡す子もいました。きゃきゃと声を出しあっちへこっちへ歩き周って楽しんでる子もしました。
△△ちゃんはだれかの帽子を拾ってもってきてくれました。
本当に今日は暑い日となり、汗もいっぱいかき、子どもたちもたくさん水分補給。帰りはまた来た道とは違う所を通り帰ってきました。
これから水遊びも増えてきますが、お散歩も涼しい日などにできたらいいなと思います。(S・R)
はい、どうぞ
あぁ~おいしい
◆子どもたちのいろんな世界(ふじ2)
いろんなものをジーッ!
今日はお天気もよくなったので、つぼみぐみ・ふじ1くみさんと一緒に聖堂へお散歩に行ってきました。
外でたくさん遊びたいな!と思い、ミッキー体操が始まる頃にはお外へ行きたかったのですが、音楽が流れ始めると、子どもたちの体も自然と動き始めます。
今までは”なにかしているなあ…”と保育士をじっと見つめたり、遊びたいものに夢中だったり、聞こえてくる音楽に合わせて少し揺れてみたり、という姿が多かったのですが、今日は保育士を見ながら同じ動きをしようと頑張っています。そんな姿が今日は何人も!そして○ちゃんは、振り付けまでちゃんと覚えていたのか、それともたまたまだったのか、保育士を見ずに背中を向けたまま音に合った振り付けを踊っていたのには驚きました。
まだ難しい動きはたくさんあるけど、頑張って真似をしようと必死な姿・少しぎこちない動きはなんともいえない可愛さがあります。そんな子どもたちを見ていたら、それを遮って「お散歩いくよ~!」とは言えませんでした。
最後まで楽しく踊れて満足そうな子どもたちはやる気に満ちた顔で今度はお部屋のドアを飛び出します。子どもたちの”今”を見てあげることを大切にしてあげたいなと思います。
園を出発すると、お散歩カーに乗ってあたたかくてゆらゆらと気持ちがいいのか少し静かな子どもたち。でも目線を辿れば走る車やバスを目で追っているのです。お散歩カーにしがみつきながらジーッと見る姿は興奮というよりはまさに真剣そのものでした。
絵本でも『くるま なにかな?』や『みんなのバス トマリー』など乗り物シリーズが大好きな子どもたち。真剣に見つめる子どもたちの頭の中では絵本に出てくる車を思い出したりしているのかな?いろんな想像が広がっているのだろうな、と思うとそんな子どもたちの世界を覗いてみたいです。
聖堂に着き、波羅蜜橋でお散歩カーから降りると勢いよく走り出します。初めての場所、見える景色が違うからか、とってもワクワクした表情を見せてくれました。
コンクリートに映る自分の影・お友だちの影、綺麗な草花、空から聞こえるヘリコプターの音。園庭や公園とはまた違った空間をからだ全体で楽しんでいました。子どもたちの目にはどんな風に映ったのか、とても気になります。
そしてみんなでワーっと遊んでいるはずなのに、自然とふじ2くみの子どもたちが一緒に集まって遊んでいたり。毎日共に過ごす中で仲間意識ができてきている証拠かな?なんて、そんな場面を見て思いました。
S.S
なにかあるぞ~!
遊んだあとのお茶はおいしーい☆
◆「でんしゃ、でんしゃ」(ふじ3)
梅雨に入り大雨が続いていましたが、久しぶりの晴れ間と暑さそして、ふじ3組のお友だちが全員揃ったということで、今日は気分転換に地下鉄の車庫に電車を見に出かけました。
「お散歩行くよ~電車見に行こう」との声掛けにみんなとっても嬉しそうなニコニコ笑顔、靴下を履かせてもらうのも、準備ができて外の出るのも、なんだかいつも以上に少しばかり早く感じました!!
散歩カーに乗りとても嬉しそう、保育者が「あ!バスが来たよ~」と言うと、一斉に見回し〇〇くんが「ばいば~い」と手を振る姿を見て、みんなも「ばいば~い」と言いながら、思い思いに手を振ってみたり、△△ちゃんがパトカーを見ながら「ピーポー」と大興奮。
地下鉄車庫に近づくと、電車の音が・・・。
大慌てな様子でしたが、間に合って一安心で「でんしゃ~」と大喜びでみんなの目は釘づけでした。
「ばいば~い」と見送ってから次の電車が来るまでの間、保育者が「あ、来たかな?まだ来ないみたいだね~」と話していると、◎◎ちゃんが、目の前に居た保育士に一生懸命「こないね~こないね~」と話しかけていました。
電車が発車する前の「プシュ~」の音に驚いていた◇◇くん、1回目、2回目とだんだん音には慣れてきた様子でしたが、別の車線に停車していた電車が予想外に「プシュ~」と音を出したため、驚いていました。
驚いた表情がとても可愛かったです。
梅雨に入り室内遊びが増え、室内遊びの充実して上手に遊んでいる様子が見られていましたが、やっぱり、みんなお外が大好き。
晴れて散歩に行けて、大喜びなみんなの表情が見れて、思わずこちらも笑顔になるとても楽しいお散歩でした。
(M・Y)
「ばいば~い」
「こないね~」
◆晴れ間を楽しんで…(ふじ4)
大賑わいのお絵かき遊び!
雨上がりの園庭は時間が経つにつれてぬれている全てがさっぱりしていきます。昨日遊んでいるときに「クレヨンでお絵かきしたい…。」そんな要望もあってやりたい気持ちが冷めないうちに朝の会を早々に終えてクレヨンを見せてみました。嬉しそうに「やるやる~」の表情です。
サークルで仕切られているお部屋は自由自在です。お絵かきの時はお部屋の半分がお絵かきコーナーに変身してしまいます。初めは大きな模造紙に好きな色のクレヨンを手にのびのび描きましたが、少し満足したら「わたしの画用紙」を渡して更に自由に描いてみました。
さあ、何になったかお楽しみに……
今日は描き終えた子から園庭に行きました。雨上がりの園庭は水たまりやさわり心地のいい砂や元気な植物にも触れられて予想を超える出会いがあります。
2歳のお友だちが種から大切に育てているひまわりをプランターに植え替えるところに出会いました。
「なんだろう~?」と興味のある子は傍に行って見ています。保育士が「さあ、ここに植えるよ。」「大事に育てようね。」よく聞きながらお友達の目がびっくりの目から優しい表情に変わってきます。
「いのちを慈しむこと」は日々こんなところで出会い、知り、心に響いて大切にすることを学んでいくんですね。
2歳児のお友だちと一緒にダンゴムシを見ている〇くん。そこから離れようとしません。日差しも強くなってきたので少し声をかけようと傍に行くとダンゴムシを見ています。いつもは動きを楽しんでいるのですがちょっと様子が違います。
一生懸命伝えようと「ダンゴムシ、コチョコチョって…。」と困った表情です。よく聴いてみるとどうやらひっくり返って動けないでいるダンゴムシを何とかしたい様子でした。
植物や小さな動物を見て楽しんでいるところからもうすでに一歩先をみているんですね。
生きているものが沢山ある自然の中だからこそ体験していることですね。感性に結びつく出会いがいっぱいですね。
自然のめぐみに感謝して……ありがとうございます。(S.C)
ダンゴムシがひっくり返ってワ~ってしてるの!
大きくなぁ~れ!何の花が咲くのかな?
◆泥遊び(きく)
水が出たよ~
昨夜の大雨、大変でしたね~。
今朝は雨が止んで、曇り空。今日は園庭で遊ぶことができました。
園庭へ出ると、虫探し隊(?)が真っ先に花壇へ行きました。すると、苗を植えている保育士に気付いた〇ちゃん、「植えてみる?」と聞かれ、苗を植えるお手伝いを経験することが出来ました。植えた後はいつものようにダンゴ虫を探していましたが、いつもよりも優しく土をどけている姿が微笑ましかったです。
一方、築山ではポンプを相手に格闘している姿が…。
でもポンプを一生懸命押しているのになかなか水が出てきません。
幼児組のお兄さんや保育士が助っ人に!
ホースから水を入れてポンプを押すと…。
水が出てくると、みんな大喜び!
「やったね!」と嬉しそうに抱き着いてくる△くん。
早速水遊びをしようと靴と靴下をきれいに脱いでやってきた□ちゃん。
いつのまにかお兄さんの後ろにつき、せっせとポンプを押していた☆君は、とっても嬉しそう。
水が流れて、泥遊びも盛り上がってきました。
顔も手も足も泥だらけ~。
でもみんな楽しそうでした。
汗も泥も、お部屋に帰ってシャワーを浴びて、さっぱりしました!
シャワーも好きな子が多くて、シャワーを浴びる順番待ちの間「もういいかな~?」「もういいよって言われないかな~」なんて声もささやかれていました。
今日も元気いっぱいのきく組でした。
(I.Y)
、
水が来たよ!
ひまわりの苗を植えるお手伝い♡
◆足のウラで楽しむ (たんぽぽ)
透明のキレイなお水♪ 気持ちいいね!
保護者の方も、もちろん子どもたちも毎日楽しみにしているプール☆今日もまだお預けで、残念、ザンネン。。。でも、待った分だけ、入れた時のうれしさが何倍にもなりそうで、その日を楽しみにしたいと思います。
園庭に出る前に、朝の集まりで、「今日は裸足で外に出てみようか!」と提案してみました。「せんせいも靴下脱いじゃうよ~。ほら!」と目の前で脱いでみせ、いざ園庭へLet’s Go!
裸足で歩くと、足のウラが直接地面に触れ、始めはなんとも落ち着かない様子。階段を降り、園庭の土の上に一歩を踏み出すと、足のウラにさらなる刺激!爪先立ちで、よたよたと歩く姿に思わず笑ってしまいました。でも、すぐに慣れて、よたよたからいつも通りのしっかりした足取りに戻り、元気のよい足もとでそれぞれの好きな遊びへ散っていきました。
プールはまだお預けだけど、園庭でも水遊びはできます♪タライを用意して、ホースを長~く引っ張ってきて、水を入れてみることにしました。水の好きそうな数人が集まってきて、さっそく手を入れて、バシャバシャ。「ここに水入れてね。」とホースも子どもに任せると、タライの中に入れてくれます。だけど・・・、ちょっとよそ見をすると、ホースも一緒に向きを変え、、、周りで手を入れていたお友だちにザバー!お水がかかって、嫌がるどころかキャーキャー盛り上がる姿を見て、ますますプールが楽しみです。
体調がいまいちで、今日は水遊び…☓だった◎ちゃん。一緒に遊びたそうでしたが、「今日はお鼻が出てるから、治ったらお水しようね。」の言葉に納得してくれたのか、今日のところは周りで見たり、時々足をちょっと入れてみたりするだけにしました。周りで見ていると、タライからこぼれた水で周りの土がドロドロに。。足で踏んでみると、ぺたぺたと気持ちいい!保育者と◎ちゃんで、足を泥んこにしながら、ぐにゃぐにゃぺたぺた。「スゴイねー!」「スゴイねー!」を連発しながら、その感触を楽しんだのでした。
今日のつぶやきをご紹介・・・
「~ちゃんは、今日は△だよね。~ちゃんは、、、」遊びながら、水遊びの〇△☓を保育者が声に出して確認していたら、
※ちゃんが「※はさんかくだよ!」(よくわかっています)
すると、隣にいた☆くんが「☆はしかくだよ。」
□(しかく)はいったい何をするのでしょう・・・?笑
いろんな形にも興味を持つようになってきたこの時期ならではのつぶやきです。
(T.M)
泥んこも楽しいよ。
ひまわりの植え替えも少しお手伝い。。
◆うみグループ
◆にじグループ
◆ゆっくりペースの理由。(そらグループ)
梅雨の合間の晴れの日は、なんだか心がウキウキしますね。
今日は、そらグループみんなでお散歩に行ってきました。
今日で2度目。
朝の集まりの前に、「今日お散歩行く?」と声を掛けると、行く行くー!と目を輝かせています。なかには、「児童館公園?」と聞きにくる子まで。前回、児童館公園にお散歩に行ったことを覚えているんですね。
今回は和田公園に行ってきました。
育子園のそばを流れている川をご存じですか?
そうです、神田川。
ちゃんと川の名前を知っている子もいました。
「川の隣を歩いていくと、和田公園に着くよ。」と子どもたちに話してから出発したのですが、保育士がちょっと川沿いから離れようとすると「先生!川の隣歩かないとだめだよ!」と注意されてしまう場面がありました。よく聞いていますよね!
川沿いを歩いていると、あじさいの花を見つけました。
あっちにも、こっちにも・・・たくさんのあじさいがきれいに咲いています。
いつの間にか、あじさい探しが始まって子どもたち同士でここにあったよと教えあう姿も見られました。
公園でたっぷり遊んだ後の帰り道も、子どもたちはにこにこ。
手をつないで歩いていると、一人で歩いているのとは違い、相手のペースに合わせて歩くことが必要になってきます。
思い通りにいかず、ちょっと苦戦しながらも相手に合わせたり、自分に合わせてほしいと言ってみたり、そんなやりとりを繰り返しています。けれど、手をつないで同じ目線で歩いているからこそ、道中での様々な発見を共有をすることもできます。
「ほら、○ちゃん!あそこに電車がいるよ。」
「え?どこ?」
「(立ち止まって)ほら、あそこ!」
「あっ。ほんとだー!!」
こんなやりとりがたくさん見られると、もちろん歩くペースもゆっくりになりますが(笑)、その理由にはたくさんの絆や、思いやりが隠されているのだと思うと、そのゆっくりなスピードも心地よく思えてくるのは不思議です。
日々子どもたち同士で築いている関係を、様々な場面で見ることができ、幸せな毎日だなあと感じています。(M.E)
Posted in 園のこだわり