父の話です
2014年05月30日 金曜日
小さいころから仕事が忙しく、一緒に過ごした時間がほとんどなかったため、大好きだった父と過ごせることに喜びを感じていました。
しかし、介護の現実は、想像していたよりも大変なものでした。
心の余裕、時間の余裕がなくなり、心が落ち込むことがたびたびです。
そんなある日、育子園の新園長が「育子園の職員は、自分中心ではなく、仏さま中心でありたいね」と話しました。
それを聞いて、私は、あんなに親孝行をしたいと思っていたのに、いつのまにか自分中心の介護をしていたことに気が付きました。
夜中起こされるたびに「ごめんね」「すまないね」と謝る父に『ごめんねと思うんだったら起こさないでくれればいいのに』と責めていたのに、自分を反省したその日は、父の言葉が「ありがとう」に変わっていました。
そのありがとうの言葉に心から父にお詫びしました。
とはいうものの、毎日の介護はやはり心身ともに疲れることがしばしばです。
でも、その都度反省しつつ、父に「いい人生だった」と思ってもらえるよう、毎日を楽しく明るく過ごしていきたいと思います。
保育主任:F
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