変わる家族・子育て・介護・仕事・地域コミュニティ①
2014年02月20日 木曜日
「変わる家族・子育て・介護・仕事・地域コミュニティ」がテーマのセミナーに参加しました。とりわけ女性の役割が変わると職場が変わり家族が変わり地域が変わるという連鎖が生じます。平成になってからの変化は凄まじい勢いで加速しています。2050年を想定して会議を行っているのですが、討議しているメンバーもこの世にいないのです。2030年だと現在を引きずられた暗い展望ですが、2050年になると全く違う未来が描かれるようです。
男女、年齢、という考え方も相当程度変わっていくでしょう。全員参加型の社会に変化していくのです。そのための条件整備が必要ですから、今の内から準備を進めておくことが必要です。
変貌する家族の変容は、日本では単身化が進んでいます。1960年代1980年代前半の工業化の時代では、男性稼ぎ手モデルの変容です。不家族化の時代の幕開けで、伝統的な家族という形態が崩壊し始めてきました。祖父母と夫婦と子どもという大家族から核家族化へ変化していったのです。工業化に伴いサラリーマン家庭が増え、専業主婦となった女性は家事と育児をになうことになりました。夫の賃金が上昇する中で、家族の関心事は子どもの教育への過熱したのは1980年代でした。現在の韓国での受験競争は当時の日本を思い出させます。
工業化時代に完成した社会政策の特徴は、国が社会保障制度を支えるというのではなく企業の社会保障で支えるという日本独特の制度へと変化していったのです。欧州などではこの部分を国が責任を持っているのです。リタイアした日本人が東南アジアに移住しているのですが、その中には非婚化の男性が多く、現地の人と結婚するケースも増えています。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ