佼成育子園[こうせいいくじえん]-東京都杉並区

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子ども・保育者相互主体の保育を学ぶ旅④

2014年02月14日 金曜日

P1040442[1]子どもは大人以上に今この瞬間を生きている、子どもが今求めているものを保育者が提供すること、大人の都合で後回しにしないこと、今を豊かに生きられない園はいかがなものでしょうか。

 

ちまたには最近の若い保育者は引き出しが少ないという園長がいますが、年齢や経験値ではなく、目の前にいる子どもと一緒に保育を創り上げていくと、自然と保育者の引き出しも豊かになっていくのです。子どもたちが魚釣りに興味を示したら、魚釣りをやったことのない保育者は魚釣りの本を探して読み、釣り具屋に行ってみたり、得意な人に聞いてみるなど、いくらでも経験が豊かになっていくきっかけは子どもが持っているのです。

 

子どもが興味を示していることこそ大切にできる保育者なのか、適当に対応しているのか、、自分は釣りには関心がないから無視するのか、保育者という人的環境によって保育は天と地との差が出てきます。子どもの自発性を見逃さず、大人にしかできないこともあるので子どもと共同で取り組む姿勢こそ、真の保育者と言えるのです。

 

高度成長期以降の各園は物的環境は充実してきたけれども、遊べない子どもがいるという事実がありますが、子どもの要求に答えていない遊具・教具を取り揃えているケースがよくあります。

 

子どもの安心度、夢中度が基礎ですから、心的に安定・安心している子どもは自発的になっていけます。大人が予測する枠を超える子どもの発想を楽しめる保育者が複数いること、

質の高い保育者でも一人だと物事の一面しか見れません。園は子どもに訓練をさせる場所ではありません、子どもが今を活き活きと活動できる場所なのです。

 

仁慈保幼園の特質すべき方針として、保育は作業ではないという基本姿勢の表れとして、女性はスカートをはいて保育をしています。家庭にいる母親のような雰囲気で、子どもという尊い存在に対して向き合う服装でなければならないのです。保育中の服装は通勤できる服装、園に出ても恥ずかしくない服装で保育を行い、ジャージ、キャラクターモノ、奇抜なものはNGです。園では職員は通勤してきた服装のままで保育を行っています。大人らしい所作ふるまいが身に着いたらスカート以外も着れるのだそうです。

 

4年前にドイツ・ミュンヘンの保育視察へ行った際、スカートをはいて保育をしている保育者を数多く見かけましたので、懐かしい印象でした。ミュンヘンで日本の保育者から、スカートで保育をする理由について質問すると、怪訝な顔で日本ではどんな格好で保育をするのかと逆に問われました。日本の多くの園ではジャージやキャラクター付エプロンを着ていると答えると、まず保育は運動ではありません、なぜジャージを着るのですか、さらにキャラクター付は大人が着るものではなく子どもが着るものですよね。と、日本の服装感覚を理解できない不思議そうな反応でした。

 

日本では保育業界の処遇改善を訴える運動が保育現場からも上がっていますが、業界ではいわば常識化されたジャージやキャラクター付を着ていること自体、一般社会から見ると楽でルーズな格好をして子どもを「預かっているだけでしょ」と見られているのではないでしょうか。服装で職業を判断されることもあるでしょうから、ジャージやキャラクター付は保育者自身が保育の品格を下げていることに気づくきっかけになればと思います。

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