意識を180度変える勇気
2014年02月05日 水曜日
東京都内で認可保育園11園・老人施設7園を経営し、従業員は1,000人を超えるマンモス法人の園長・職員が育子園に視察見学で来園されました。日本式大人主導の年齢別一斉保育を行っている園もある中で、本格的に子ども主体の保育に法人全体で変えていく取り組み始めました。経営母体は育子園の法人本部とご縁があり、理事長さんが育子園の保育理念・保育実践・保育環境をご覧になって、保育を見直そうということになったのです。
日本式年齢別一斉保育を見直し、本来やらなければならない子どもの発達に適した保育に変えていこうとする時の疑問として、
●なぜ異年齢保育にしなければいけないのか
●異年齢にすると子どもがどう変化するのか
●保育者は指導、指示をしなくてもいいのか
●子どもの主体性だけに任しておいていいのか
●子どもが遊びを選択すると同じ遊びに偏らないか
●職員の目が行き届かないのではないか
●どこまで保育者が待てばいいのか
●キチンとさせることを望む保護者がいるがどう説明すればいいか
●保育者は何をすればいいのか
●子どもが好きなことだけやっていていいのか
●小学校に入学してから困るのではないか
●自由・放任保育ではないか
●アスレチック的園庭だと怪我が多いのではないか
●保育者は何のためにいるのか
●保育者が最も大切にしなくてはいけないことはなんなのか
●年齢別一斉保育の良いところは何か
●年齢別一斉保育の問題点は何か
●幼児も一斉にトイレタイムを設定しているが…
●製作なども一斉に行っているが…
●園長と職員の関係、先輩と後輩の関係、同僚の関係で大切なのはなにか
●従業員が居心地良く働けるにはどうしたらよいか
今まで行っていた保育を見直すということは、並大抵のことではありません。保育とは何か、保育者は何のためにいるのかという根幹を再確認した上で、意識を180度変えていくことになるのですから。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ