◆2月26日(水)の子どもたち
2014年02月26日 水曜日
◆これなんだぁ?(つぼみ)
全員集合!!
園庭遊びの一幕です。
フラフープを持って遊ぶ〇くん。最近は保育士と一緒にフラフープを電車に見立てて遊ぶ事が増えて来たのと同時にフラフープを持って一緒にやろうとよく誘ってくれるようになりました。
今日も〇くんの手にはフラフープがあったので誘いに来てくれるのかな?と待っていたのですが一向に来る気配はありません。
フラフープをコロンと転がしてみたり、またいで両手で持ち上げてみたりと一人で上手に遊び始めていました。時には足に引っかかってよろけてしまう場面も見られましたが、ゆっくり立ち上がり、遊びを再開します。ですが、先程と遊び方が違うといいますか、目線がフラフープではなく下に向いていることに気づきました。何を見ているのかと言うと、<影>だったのです。
自分の足元にある黒い物体・・・私たち大人は影だと分かりますが〇くんにとっては謎の物体。なんだろう?と不思議に思ったのでしょうね。影を見つめている〇くん。すると影は動きません。何気なくフラフープを動かしてみます。もちろん影も動きます。歩く〇くん。影も歩きました。その際、目線はずっと影を向いています。そして最後に、しゃがんで捕まえようと手を伸ばしていました・・・が、〇くんの体と一緒に小さくなってしまい、更に近づいたように見えたのか少々驚いて〇くんはその場を離れて行きました。
影をどういう思いで見ていたかは確かではありませんが、影に対して<これなんだろう?>という不思議さを抱いているのは確かでした。止まってみたり動いてみたりはもしかしたら偶然だったかもしれませんが、捕まえてみようという行動は自分の探究心が動いたからでしょうね。
そして影に驚くなんて、なんとも新鮮な姿だなと思いました。
私たち大人は色々な知識があり、日常にありふれている物事にさほど驚きも少ないかもしれませんが子ども達にとってはこれから様々な出来事に触れ、経験して五感で感じて行くのですよね。
そういった経験を当たり前に見過ごさず、一つひとつその瞬間を大切にしていきたいと思いました。
K・E
ぼくについてくるなぁ~
ガオガオ!くまだぞー!!
◆お手伝い・お父さんって大きいね (ふじ1)
少しずつ暖かさが出てきて、今日も園庭に出てたくさん遊びました。園庭に出る前に支度をするのに靴を履いていて、昨日散歩先で砂遊びをした時の砂が入ったままだったようで、Rくんの靴から砂がたくさん出てきて、あたりに砂がちらばりました。保育士がほうきではいていると、Bくんはそれを見ていてやりたがり、自分の背の倍あるほうきでおそうじを始めました。またRくんもやりたがり、もう一つのほうきを渡すと一緒になっておそうじをはじめました。ちりとりを出すと、ほうきをそこへつっこみ、でも、葉などのごみは手でとってちりとりに入れていて。ちりとりがごみを集めるものだということはわかっていたようです。おそうじが落ち着き、やっと園庭に出ました。絶妙なタイミングで、道路を清掃車が走り、それを見に行きました。つながっているかはわかりませんが、喜んで見ていました。
今日はお父さんの保育参加もあり、みんなお父さんにくっついて、手が空けば手をつなごうと誰かが寄ってくるほど、みんな喜んで遊んでもらっていました。トランポリンにのったり、砂場でおなべに砂をたくさん入れては出したりを繰り返したり。山に登り、いつもは一人で降りてこれるのに、抱き着いてほしいのか、下にいるお父さんに向かって手をさしだし、お父さんに両手をもってもらってブラーンとおろしてもらっているお友達もいました。大きいお父さんに甘えられて、とってもほほえましい光景でした。(Y.T)
◆日頃の成果 (ふじ2)
おいでー!!
今日は暖かい日でしたね。子ども達も遊んでいる時に「暑いよ~」と言って脱ごうとする姿が見られるほどでした。
今日は〇〇ちゃんのお母さんが保育士体験に来て下さり、子ども達も「〇〇ちゃんママだ~」と大喜びでした。
園庭に出て〇〇ちゃんがロッククライミングに挑戦しました。いつも園庭に出ると挑戦している姿を見ます。出来るところをお母さんに見せたかったようで今日はいつになく気合を入れて登ろうとしていました。
今日は初めて上まで登ることができ、「やったー」と嬉しそうな〇〇ちゃん。それを見ていたお友達が「僕も登るー」「△△も」と刺激を受けて挑戦しようとする姿が見られました。
そして、さらにコンビネーションまでつながっているロープの橋を怖がらずに渡り、コンビネーションまで一人で行くことができました。
日頃の成果をお母さんに見せることが出来た様でした。
自分で出来ることが日に日に増え、ここまで出来るようになりました。これからも子ども達の成長を見守っていきたいと思います。
(K.H)
◆心が育つということ (ふじ3)
お花が折れているのに気付いて…
もう数日で2階のお部屋。そんなこともお家で語られているからでしょうか。いろんな思いを発揮している今週です。
朝のおやつの時も遊びに集中して思いを切り替えるまでに時間を要するのですが今日は〇くんが大きな第一声、「おやつたべようよ~。」とうもろこしコーンクッキーをめがけてみんなが準備し始めました。びっくりするほどの掛け声でしたがみんなにひびきましたね~
登園すると昨日作って飾っておいたブロックの電車を覚えていて「でんしゃ とって!きのうのつづき。」と伝えてきて早速遊び始めています。
園庭は数日前と打って変わって暖かい陽気に包まれています。鼻水の子が多いのでジャンパーを着て園庭に飛び出したのですが一枚脱いで身軽になって外遊びを楽しんでいました。
ログハウスでままごと遊びをしていた◎くんと☆くん。お花が折れていることに気が付いて保育士と一緒にお花を囲んでお話しています。
「はっぱ、おれちゃったの?いたいよ。」「かわいそうだね~。」お花の命を心配してそっと触れています。その後、保育士と一緒にジョウロで水をあげてくれました。
お花の痛みに気付いて自然体で吸収していくことが自然の偉大さの中で育つということ…全てに命があることをひとつずつ学んでいくその瞬間に出合ったように思いました。
コンビネーションの太鼓橋で登りたいけど登れない悔しさを感じている男の子たち。写真の後の振り返った瞬間の悔しい表情の顔もお見せしたいようでした。
偶然かもしれないけれども遊んでいるうちに子どもが出合う気付きや発見が遊びに繋がりそこに「自分」という個性が加わり、また新たな形として繋がっていく…
みえないはずの沢山の「こころ」に出合えて、こ・こ・ろ・から
嬉しく思います。素直な純粋さに感動しています。(S・C)
昨日作ったブロックの続き。
上りたいよ~
◆おさんぽ (きく)
たのしいね♪
今日は児童館公園までお散歩に行きました。
「今日はお散歩にいくよ!」と言うと、「やった~!」「いえ~い!」と大喜びの子どもたち。お友だちと一緒に手を繋いで出発!!
歩いてお散歩に行くことも慣れてきたようで、横断歩道を渡るときは手をあげたり車が通ると「車きたよ!!」と声をかけたりすることを自然に子どもたちが行っていました。子どもたちが、「もうお兄さん(お姉さん)だもん。」と言うように、お兄さんお姉さんになっているのだなぁと実感しました。
公園に到着すると、一人ひとりが興味を示す場所へ遊びにいきます。大人気の滑り台を滑るまでには二つ登り方があって、階段を使うかロープで登る方法があります。どちらにしても少し高さがあるので以前までは恐る恐る階段をあがっていた子どもたちも今日はスイスイあがっていました。もう一つのロープ登りは園庭にある太鼓橋よりも少し難しいのですが挑戦して達成感を味わっている子もいました。
たくさん遊んで園に帰り給食の時間。今日もゆりぐみのお兄さんお姉さんが給食当番をしてくれました。給食を食べ終え、午睡のお手伝いもしてくれました!優しいお兄さんやお姉さんにトントンしてもらえて嬉しそうにしながらもここちよく入眠しました。微笑ましいひと時でした。
(K.Y)
何度も挑戦する〇〇ちゃん
お兄さんがやさしくトントンしてくれました。
◆手で見る。(たんぽぽ)
ものすごい人だかり・・!
朝「お散歩にいく?」と聞くと「いくー!」という子と「お部屋であそぶ」と言った子がいました。なので、お散歩に行く子と幼児組のお部屋にお遊びに行く子と分かれました。最初は「行かない」なんて言っていた子も、他の子が外へ行く準備をしているのを見る「やっぱいく」と気が変わったようで準備している子もいました。
育子園を出発すると、すぐにでこぼこした壁があります。なんか気になるのでしょうか。触りながら歩く子は多いのです。少しすると横断歩道。シマシマな道路の左右を見てから渡ります。手を挙げて渡るのもだんだん覚えてきたようで様になっていますね。
坂道をぐいーーんと登っていき、途中でお家の窓を開けていたおばあさんに遭遇すると「こんにちはー!」と、とびきりのスマイルとお手振りで一瞬にしてアイドルです。おばあさんも思わずにっこりとした笑顔を返してくれました。子どもたちのパワーを感じる瞬間でもあります。
左右の分かれ道の時「つぎはひだり」と会話に左右が出てきたり、道もバッチリなので驚きです。道の途中にはまだ先日の雪が残っていたりして、雪があるたびに雪の上を歩きたくて道の端の方へぐいぐいと行きます。みんなして雪の上を歩きます。シャリシャリっと音が鳴るのも楽しいし、踏みしめた感触を楽しみます。ただ、坂道の残り雪は滑るのでご注意です(笑)
お目当ての児童館公園では、今日もアスレチックに人だかりができるほど賑わっていました。
ロープで登るアスレチックになかなか登れなかった〇くん。ロープを握っては上まではいけなかったけれど、考えたようで木の隙間をぎゅっと握りしめて上まで登っいました。後半は根性で登り切り、頂上で「できたよー!」と嬉しそうに教えてくれました。
ひとしきり遊び、お茶の時間になるとコップを持って「おちゃちょーだいっ!」とアピール合戦。お茶を飲み終わるとみんなしてしゃがんで砂を触ります。公園特有の砂。触りたくなるのでしょうか?(笑)
子どもたちは常に何かに触ったり、拾ったり・・と大忙しですね。でも、そんな感触を楽しみながら道を歩いて行く子どもたちの感覚は大人よりもずっとずっと研ぎ澄まされているのだろうなぁと思います。
お散歩帰りのすこしまっくろけな手も素敵な勲章ですね☆
(K*S)
雪の道はシャリシャリ楽しい♡
今日もママ先生が来てくれました☆
◆将来のオリンピック選手 (うみグループ)
ソチオリンピックが無事に終わりましたが、子どもたちのオリンピックブームはまだ終わりません!
「あーんはやく大人になりたーい!」と、体をくねくね踊らせる年長の〇〇ちゃん。
理由を聞いてみると…
「だって大人になってスケートやりたいんだもん!」と、ため息をつきました…。
「〇〇ちゃんはスケートが好きになったんだね!」と、共感するように声をかけると、「ちがうちがう!メダルがほしいの!金メダルがほしいんだよー!」と、笑顔で地団駄するかのように強い思いを教えてくれました。その素直で純粋な姿が可愛らしく、見ているこちらまで思わず笑みがこぼれてしまいました。
他の場所では、メダルがほしいという気持ちをお絵描きで表す子も…。
子どもたちの中では、オリンピック競技というよりもメダルに興味を持っているように感じました。
そこではじまったのが、ももぐみの子が中心となったメダル作り!
メダルがほしいという思いを形にしようという子どもたちの願いからはじまりました。
「えーと…金メダルと…銅メダル!」
子どもたちの想像・感性から次々とメダルができあがります!
しかし、完成して終わりではありません。
「メダルはどうやったらもらえたっけ…?」という子どもの疑問から“オリンピックごっこをしてメダルをもらう”というあそびに発展していきました。
園庭に行きオリンピックごっこ!子どもたちが決めた種目は、かけっこです。走り終わった後に、それぞれメダルをかけにっこり笑顔。気分はもうオリンピック選手です!
あっそびの発展も含め子どもたちの活き活きした姿には本当感動させられます。“やりたい”という気持ちを保障することの大切さを改めて子どもたちから教えていただきました。
やりたいことに、とことん集中して取り組む…。将来のオリンピック選手が誕生するかもしれませんね!
T.N
◆言葉の壁なんてへっちゃら(にじグループ)
にじグループのお部屋では、ひなまつり製作の続きをしたり、トランプで最近はやりのスピードをしたり、思い思いに過ごしていました。
ひまわり組は英語教室に参加しました。
今日は前半と後半に半分の人数で分かれなければならないことを伝え、子どもたちにどっちにするか話し合って決めてもらいました。
「園庭でいっぱい遊びたいから後の方がいい」「おひなさま作りたいから先がいい」など、自分の考えをちゃんと持っていて伝え合っている姿には感心しました。後半のほうがいいという子が多かったけれど、そんなときには、ケンカになることなく、誰かが譲ってあげたりしながら、ちょうど半分ずつの人数に決めることができました。
英語教室の始まる時間になると、一人ひとりが時間を守ろうとしたり、時間を忘れてしまうお友達がいると、一緒のチームの子が責任もって教えてあげる姿も印象的でした。
講師に会うと「ハロー!」と元気よく挨拶したり、英語がわからなくても自信を持って英語を復唱するひまわり組さん。ほとんど英語で話す講師が相手でも、素直で前向きな子どもたちの姿を見ていると、言葉の壁なんて感じられず、むしろ言葉が通じないからこそ、講師の話に耳を傾け、相手の気持ちに寄り添おうとすることが大切だと、気づかせてもらいました。それは、子どもと大人との会話も同じで、大人に比べたら話す力がまだ弱い子どもたちの話を、どれだけじっくりと聞いてあげられているか、日々の関わりを反省させられる姿でもありました。(S.S)
◆わっしょい!(そらグループ)
屋台は大忙し!
ウォーターサーバーの空き箱をひっくり返し、おままごとゾーンにあった食べ物のきゅうりやにんじんをバチに見立てて「太鼓でーす!」と言いながら演奏しはじめた〇くん。
それにつられて△くんや◇くんもきゅうりやにんじんをバチに見立てて叩こうとするのですが、ダンボールは一つしかなく、何か代わりになるものを探しはじめます。2人が見つけたのはおなべや食べ物の野菜たち。
叩きながら色々な音があることに気づき、色々なものをたたいて試してみています。
そのうち、〇くんが「お祭りでーす!屋台もあるのね。」と、太鼓からお祭りに発展しました。
△くんと◇くんはまだ太鼓あそびを楽しんでいるようです。
〇くんはせっせとコンロを運んで来たり、お皿を運んできたりと屋台の準備をはじめました。
そこで、その近くに何気なく『はっぴ』を置いてみることにしました。
するとすぐに気が付く〇くん。ところが、手に取ろうとはしません。
△くんと◇くんもはっぴに気が付き「お祭りだー!」と〇くんのやっていることに興味を示し、一緒に屋台の準備をはじめます。◇くんが「お祭りで太鼓たたく人もいるから、それ僕やるね。」と役割分担もしている様子が見られました。
けれど、はっぴにはまだ誰も触れようとしません。
そこで、今度はパソコンのYouTubeでお祭りのお囃子を流してみることにしました。
パソコンを見ながら体を揺らす〇くん、お囃子のリズムに合わせるように太鼓をたたく△くん・・・すると「ねえ、夜のお祭りにしようよ!電気消して!」とパソコンを見ていた〇くんが言いました。
保育士も「いいね~!」と電気を消してカーテンを閉めて、ちょっと暗くしてみました。
すると、〇くんがはっぴに着替えだし、踊りを踊りはじめたのです。
たまたま流していた映像が阿波踊りのものだったからでしょうか。
その様子を見ていたもも組さんもはっぴに着替えはじめ踊り始めます。
太鼓あそびからお祭り、そして阿波踊りへと発展しいていったあそび。
すぐに着るだろうと思っていたはっぴを子どもたちはなかなか着なかったり、雰囲気をだすために流したお囃子からまさかの阿波踊りに発展したり・・・こちらの予想通りにいったり、予想とは違う姿に出会ったりそれこそが保育の醍醐味なのだなあと感じました。そんな瞬間はなんとも幸せな時間です。(M.E)
Posted in 園のこだわり