虐待する人の特徴
2014年01月21日 火曜日
虐待をしてしまう親への支援として、子どもの安心感・安全感を高めるために話を聞く、褒める、家庭のルール作りによる一貫して安定した態度が不可欠です。
保育園、幼稚園、学校での対策は、職員がDV・虐待についての共通意識、子どもの心身への反応を理解、安全、安心、自信を高める関わり方、暴力を用いないコミュニケーションの体験学習などが大切です。
暴力・加害行動を行う人の特徴として、自己中心的:自分さえよければ良い、無力なふり:~せずにいられなかった、被害者のふり:自分だって辛い、最小化:大したことはしていない、否認:そんなことはしていない、責任転嫁:相手が~だったから、責任放棄:どうかしていた、魔がさしたから、一般化:みんなも~している、男はみんな~などです。
家族間の暴力の特徴は、被害者から打明けられにくく潜在化しやすい、周囲の気づきによる発見とサポートが重要、孤立は加害者にとっても被害者にとっても最悪な状況をもたらすのです。
保育園は虐待を早期発見し通告する義務がありますから、たとえば食事場面での特異なガツガツ食べ、大人が手を上げただけで防御反応を示す、対人感情が浅く一貫性が無い、トラブルは力で解決しようとする、他者と対等な立場で接することができない、などの言動や身体負傷などを注意深く観察することになっています。何人にも侵すことのできない人権を保障する役目が保育園などの最も大切な使命です。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ