◆1月17日(金)の子どもたち
2014年01月17日 金曜日
◆自分で (つぼみ)
今日も元気よくみんなで園庭♪
朝のお集まりをしてみんなの名前を呼び、絵本を読む。この時間もだいぶ集中して保育者の方に目を向けてくれるようになっています。
園庭に出るのには靴下を履きます。今までは自分の靴下を見つけて「あったー」と保育者に持ってきてくれていたのですが、最近ではお友だちのを見つけて「あったよー」とそのお友だちに渡してあげるのが楽しいようです。上着も帽子も靴も・・・そんなやりとりから、友だちと手を繋ぎたいという気持ちも芽生えてきているつぼみ組さんです。
園庭に出ると小屋で葉っぱを集めていた〇〇ちゃん。「お皿持ってきたら~」とさりげなく言ってみると・・・倉庫から持って来ました。さりげなく言っていることも聞いていてそれを理解してやってみる。すごいですねー!驚きました。
今週から、食事も低いテーブルで食べて少しお兄さんお姉さん気分♪ご飯とわかるとなかなかじっとはしていられません。しかし今日はお名前を呼んだり、手遊びをしたりして「待つ」間のお楽しみも味わえるようになってきています。こうやって少しずつできることが増えていくこと、とても嬉しい成長ですね。これからもひとつひとつ「できた」を一緒に経験していきたいです(kh)
◆みんなと一緒… (ふじ1)
氷って…
今日も寒さが身に染みる冬晴れな天気…。どんなに寒くても外で遊ぶことが楽しくてしょうがない様子で各々が準備し園庭に出ていきます。
その準備での一コマです。
○○君は、自分のロッカーを素通りし、一緒にでてきた△△ちゃんのロッカーからジャンバーと帽子を取出し「はいどうぞ!」と言っているかのように発し、△△ちゃんに渡していました。その優しさが微笑ましかったです。その二人は、園庭でやりたいことを見つけ、一通り遊ぶと満足したのか…。いつしか同じところへやってきていました。
そこには、自然にできた氷が…みんなで触っては、ニコニコ!!
「氷は、冷たいんだよね」と触った感触を言葉にしてみると「…たい(つめたい)」と言葉を復唱しては、手だけでは、もったいなかったようで顔につけて「つめたい」感触の不思議さを味わい、冬ならではの自然物に触れて大満足そうでした。
その姿から一人また一人と増え、子どもたち同士で楽しさを以前よりも共有しているため、引き続き、子どもたちの世界を大切にしたいなと感じました。
また、今日は☆☆君のお母さんが保育士体験をしてくださいました。一緒に遊んでもらったり、身支度を手伝っていただいたりとみんな、いつもとは、違う体験に大喜びでした。
(T.Y)
触ってみたよ!
手伝って~!
◆子ども達の力 (ふじ2、3)
ポイッ!!
今日は園庭で遊びました!
色々なことに興味を持ってきた子ども達。中でも今日は竹馬を使って水路の葉っぱを集めている〇〇くんを発見。
「何してるの~?」と聞くと「お掃除してるの」と張り切って水路に落ちていた葉っぱを端っこに集めていました。
集めていくうちに葉っぱがいっぱいになり、「集めた葉っぱはどうするの?」と聞くと「袋持ってきて」と保育士に言って、保育士が袋とバケツを持って来ると集めた葉っぱをバケツに入れて、バケツがいっぱいになったら袋の中に入れて…という事を一生懸命にやっていました。園庭の美化活動にも積極的な〇〇くんでした。
そして、砂場ではボコボコと穴がいていたり、水路の様に長く穴がつながっていたりしていました。そこに△△くんと◇◇くん、☆☆くんが座っていて子ども達同士でお話をしていました。
「あったかいね~」
「うん、あったかいね!」
と言って穴に足を入れて足湯をしたり、ひとりサイズの穴の中に入り
「あったかーい…♡」
とお風呂に入っていました。
子ども達の考える力、表現力はすごいですね。
いつも感心してしまうことばかりです。
これからも子ども達がどう考えて行動しているとかをくみ取って環境を整えていけたらと思いました。
(K.H)
キレイにしよう!
気持ちいいね♪
◆お姉ちゃんたちのために… (きく)
「コーヒーをつくってるの。」
今日は園庭か保育室好きな方を選んで遊びました。
〇〇ちゃんは園庭の砂場で何か作っていました。
「何を作っているの?」と尋ねると、「コーヒーを作っているの!甘いコーヒー!お姉ちゃんたちにあげるの。お姉ちゃんたちは二人だから二つだよね!あ、おかわりの分も!!」と言って一人で黙々とコップに砂を入れ“コーヒー”をつくり始めました。
「できた~!!お姉ちゃんたちこないかなぁ~。まだ来ないからホットケーキ作ってまってよっーと!!」と言ってホットケーキも作り、葉っぱで飾り付けました。
完成してもなかなかお姉ちゃんたちは来ません。残念ながら結局その日はお部屋で遊んでいたようで園庭には来ませんでした。
思い返せば、きく組になりたての頃は、お姉ちゃんにくっついて遊ぶことが多かった〇〇ちゃん。今では同い年のお友だちとままごとをしたりごっこ遊びをしたりすることが多くなって、お友だちに合わせて同じ遊びをすることを楽しむようにまでになっていたなぁと感じます。
今日は久しぶりにお姉ちゃんたちと一緒に遊ぶことを楽しみに園庭へ行ったけれど会うことが出来ず残念でしたが、「お姉ちゃんたちのために」と思いやる心や優しさに気づくことができました♪
(K.Y)
できたよ!
テーブルクロスをひいておままごと。女の子らしいですね♪
◆タイミング。(たんぽぽ)
毎日ぷち朝の会を行っていますが、子どもたちの様子は毎日違います。話をよーく聞いてくれる日もあれば、落ち着きのない日、あんまり聞いてくれない日。といろいろです。
どちらかというと、最近はあまり聞いてくれないことが多いのです。でもそれは子どもたち同士の会話が増えたという事でもあり、私たちが話していてもお友だちと楽しそうにおしゃべりしている姿なんかもあります。そんな賑やかな朝も成長の証です。
やりとりが上手になり、いろいろな言葉やリアクションも豊富になり「冗談」というのが通じるようになったのが最近の面白いなぁと思う子どもたちとのやり取りです。
保育士の言ったことに対して「えー!?ちがうでしょー」っと最近は鋭くツッコミなんかも入れてくれるようになり、わざと違うことを言ってみたりして子どもたちの反応を楽しんでいます。
年度の初めは静かーにお話を聞いたのは何処へ。という感じもありますが、一緒に過ごす中での距離感というものが変わったことを感じます。初めはお互い探り探りだったものが、子どもも大人もその人の「タイミング」というのが見えてくるのでしょう。その「タイミング」があったときに初めて共感が生まれることを子どもたちに教わった気がします。
毎日の積み重ねって大切だなぁと思いながら、今日も朝の会のやりとりを楽しみ最後に「今日の給食は・・・・・・(無駄にもったいぶり)コロッケだって!」と話すと「わぁぁい!コロッケー!」と歓声を上げ一緒に大喜びした、たんぽぽ組の子どもたちです。
(K*S)
待って~。一緒に一緒に。
お山の付近では今日も工事中です☆
◆子どもの主張!!(うみグループ)
今日も、子どもたちはいろいろな主張をします。
「あれがしたい」「これが使いたい」
「誰と遊ぶ」「おもちゃを取られた」などなど・・・。
もちろん、その子の思いなので、受け入れてあげられるものは、受け入れていくのですが、中にはどうしても受け入れられないこともあります。
お布団敷きでの一コマ。
もも組の〇ちゃんと、ひまわり組の△ちゃんが、お手伝いをしてくれていた時のことです。
〇ちゃん「私の布団、ここに敷く」
△ちゃん「どうして??」
〇ちゃん「□くんのお隣がいいの!」
△ちゃん「おしゃべりしちゃうから、だめだよ」
〇ちゃん「なんで!!(涙)」
△ちゃん「周りに迷惑でしょ!!」
途中から、こんな会話が聞こえてきました。
納得の出来ない〇ちゃんは、保育士に訴えてきました。
しかし、思いが強すぎて、自分の主張ばかり言っていて、こちらの話が聞こえないようだったので、落ち着いてからゆっくり話をすることにしました。
保育士「なんで、お隣がよかったの?」
〇ちゃん「大好きなんだもん」
保育士「お隣にしたいから、お布団敷き手伝ってくれたの?」
〇ちゃん「うん!」
保育士「そっか・・・。でも、〇ちゃんに静かにたくさん寝てほしいなと思って、言ってたんだと思うよ。」
〇ちゃん「・・・わかった。じゃあお隣じゃなくてもいいよ。」
時間をかけてゆっくり話して、理解をしてくれた〇ちゃん。
本当にすごいなと思います。
そして、気持ちもしっかり切り替え、造形などで遊び始めていました。
主張を受け入れることは大切だと思います。
でも、受け入れられない主張のときに、大人がどれだけ真剣にその理由をつたえていくのか。
そのことがもっと大事なのではないかと、今日のやり取りを通して実感しました。
これからも、子どもに真剣に向き合っていきたいと思いました。
(E.Y)
◆見守ってくれてるんだね (にじグループ)
今日は園庭で遊んでいると、飛行機より少し小さな飛行機らしきものがブーンと音を立てて飛んでいました。それに「あ!プロペラ飛行機だぁ!」とすぐに気がついたもも組の○くん。
プロペラ飛行機って言うの?と尋ねると、「うん!少し小さいの!パイロットしか乗ってないんだよ」と教えて、「ばいばーい!」と手を振り見送っていました。
園庭の上ををあっという間に通り過ぎていったプロペラ飛行機ですが、また旋回して園庭の上にやってきました。
「またきた~!」と嬉しそうな○くん。お友達の△くんは「ぼくたちに会いに来てくれてありがとう!」と手を振っていました。
「きっと育子園のことを見守ってくれてるんだよ」と○くん。
なんとも心が温まる言葉でした。
「ぼくはパイロットになりたいんだ!」と目を輝かせる○くん。だからあんなに興味を示していたのか!と気がつきました。そして「飛行機のことならなんでも聞いて?」と言ってくれました。
「プロペラ飛行機にはお客さんは乗ってるの?」と聞いてみると、「あれは小さいからパイロットしか乗ってないんだよ~」と教えてくれました。よく知っていますね。
その後も何度も旋回して私たちに姿を見せてくれたプロペラ飛行機、その度に○くんたちはたくさんの笑顔を見せてくれました。
飛行機を見つけて空を見上げる・・・低年齢の子どもたちでもよくみかける光景ですが、きっと一人ひとりどんな思いで見ているかは、みんな違うのでしょうね。そんなことを○くんとのやりとりから教えてもらいました。○くんには、将来、空の上からみんなを見守る素敵なパイロットになって欲しいです♡(S.S)
”マシン”完成!
◆子どもの数だけ。(そらグループ)
まずはひとりで階段づくり。
〇くんは何して遊ぼうかな~と遊びを探している様子だったので、ドミノ倒しに誘ってみました。
保育士が少しずつ並べてみると、〇くんは「ぼくは階段作るからそっちやって。後で繋げるから。」と保育士に言いました。
以前にもやったことがあるのでしょう。大きな積み木を重ねて階段のようにし、その上にドミノを並べていきます。あともう少しで完成!というところで、
「あっ!いいこと考えた!」と〇くん。
一列に並んでいたドミノを少しだけずらして、分かれ道を作り始めました。
「ここで分かれて、ここまできたら合体するんだよ。」と嬉しそうに作っています。
そして完成。
わくわくが止まらないっといった表情で人差し指をピンっと伸ばし、最初の一つ目を倒します。たちまちダダダダーっと倒れていくドミノたち。
ところが、分かれ道のところだけ倒れません。
「倒れなかったね。もうちょっとずらそうかな~。」と〇くんがつぶやいていると、ドミノ倒しをしている様子を見ていた△くんが「惜しかったね。ねえ、二段にしたらいいんじゃない?」と声をかけたのです。
「えっ二段って?」と〇くんが聞き返しながら、気が付けば2人でドミノを並べ始めていました。
ドミノを2段積み重ね、高さを出す箇所をつくりはじめたのです。
並べている間にも、イメージがどんどん湧き出て、工夫していきます。
そして完成!
2回目は倒し方にも工夫が見られました。
両側から一斉に倒そうと〇くんと△くんで「せーのっ」と息を合わせて倒したのです。
それでもやっぱりうまく倒れない場所があり、もう一度やろうと再び挑戦がはじまりました。今度は積み重ねるのも、二段から三段になったり、交差するように並べたり、ドミノ用に使っていた積み木には『あいうえお』が書いてあり、組み合わせて言葉になるように並べたり・・・やる度に発展していきます。
成功した。失敗した。という結果までには子どもの数だけ過程があります。
その過程を丁寧に見守っていくと、そこにはたくさんの気付きや発見があることに私たち自身も気付くことができます。
今日はドミノ倒しが成功したか失敗したかだけではなく、そこに行きつくまでの過程の中で、〇くん、△くんの成長を感じられたような気がします。(M.E)
「せーのっ」
交差だってしちゃいます。
Posted in 園のこだわり