子ども・子育て関係補正予算(案)
2013年12月24日 火曜日
平成25年度補正予算(案)が決定されました。 保育関係を含む厚生労働省雇用均等・児童家庭局の補正予算(案)は、安心こども基金の積み増し延長、待機児童解消加速化プランの推進に必要な予算を計上しています。とりわけ、「待機児童解消加速化プラン」を推進するため、保育所等の整備を進め、小規模保育、幼稚園における長時間預かり保育等子ども・子育て支援新制度の先取りとして、認可を目指す認可外保育施設への支援等を行う予定です。
児童養護施設等の小規模化に必要な改修や、配偶者間の不妊治療に要する費用の一部の助成、平成25・26年度の「緊急集中取組期間」として、約20万人分の保育ニーズの受け皿確保をめざし、ハード・ソフト両面から支援を行うことにしています。保育の受け皿拡大に向けた保育所等の施設整備や小規模保育、幼稚園における長時間預かり保育等を実施するための改修等を行うための基金積み増しも行おうとしています。
子ども・子育て支援新制度で実施予定の小規模保育事業(利用定員6人以上19人以下の認可外保育施設)や幼稚園における長時間預かり保育を推進し、身近な場所で教育・保育施設や地域の子育て支援事業等の利用に当たっての支援を行う事業を図ることになります。現在認可外の保育施設が将来的に認可保育所又は認定こども園への移行を目指す場合には、認可基準を満たすための改修費、運営費及び移転費等の支援を行い、移行の促進を図ります。
消費税率の引上げ時には、子育て世帯への影響を緩和するとともに、子育て世帯の消費の下支えを図るために、臨時的な給付措置として、総額1,271 億円の給付措置を行うこととし、市町村に対する給付費及び円滑な支給に必要な事務費の補助等も積極的に行う計画です。
上記予算案には示されていませんが、保育者確保密接な関係のある、保育者給与等処遇改善、職場環境改善、従業員研修時間の確保を保障する案を明確にしてもらいたいものです。夢を持って保育現場に就職しても、短期間で離職してしまう保育者が多いことは嘆かわしいことです。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ