車道側を歩く子ども
2013年12月16日 月曜日
今年も恒例の杉並区私立保育園連盟主催「保育まつり」を行いました。今年で37年目を数えるこのイベント、以前は法人本部の普門館で開催したこともあったようです。5月頃から園長会で各園の行事に配慮しながら日程調整をし、会場もセシオン杉並に決定しました。
12月に入って東京地方は毎日晴天が続いていましたが、保育まつり当日は久々に雨模様でした。予報では暴風雨になることも想定されましたので、30分徒歩で行くか、地下鉄で行くか迷いましたが、参加園児は年長だけですから徒歩で会場へ向かうことにしました。子どもたちは3か月で卒園し、雨にも負けず風にも負けず小学校へ通うのですから良い体験になりました。
杉並区内私立保育園と会場近隣の区立保育園、全21園の子どもたち500人が一堂に会しました。
杉並区副区長、杉並区議会議長、保育課の方々にも来場いただき、保育士会のメンバーによるオープニングで華やなステージが始まりました。
今回の公演は「荒馬座」、和風の歌・踊り・太鼓など会場一体となって楽しめる演目です。獅子舞が登場する場面では、お獅子に頭をかじられると無病息災を得られると説明してくれたので、自らかじってもらいにお獅子に近づいてい子どももいるほどの人気でした。会場を一回りする間、会場は歓声に包まれていました。
暗黙の約束事のように司会者は園長が輪番で行ってきましたが、来年からは「子ども」が行うことを提案したいと思っています。
保育まつりが終わって園に戻るころには雨も上がっていました。帰りは地下鉄に乗って帰ろうということになり駅まで歩く道中、いい匂いが漂ってきました。お蕎麦屋さんの匂いだよ、と美味しい蕎麦のメニュー解説をしてくれる子どもが登場するなど散歩は道中が楽しいものです。2人で手を繋いで歩道の左側を歩くのですが、車道に近い方を歩いて隣の子どもを守ってあげようとする子どもがいて、仲間同士で街を歩くと新たな発見や歩行マナーや助け合いなど社会性を学べる良い機会になります。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ