恰幅とは
2013年12月06日 金曜日
「給食で決まる施設のブランド」という研修会で、講師は女子栄養大学教授、「健康日本21」の中に占める施設給食の役割について学びました。保健所が各施設に対して行っている指導も変わっていきます。なぜ国民の健康増進を考えなければならないかというと、少子高齢化の進展と疾病構造の変化によります。特に健康でアクティブな老人でいられるような食品新製品開発を各企業は進めています。年金制度は持続可能なのか、社会環境の改善が必要でIT化による時間や精神的なゆとりが持てない生活改善が急務です。
生活習慣病の予防と重症化予防の課題、がん、循環器疾患、糖尿病、慢性閉塞肺疾患(主に喫煙者)を防止することが健康寿命を延ばすカギです。健康寿命とは日常生活で介護を必要としないで、自立して生活できる生存期間をさします。日本の男性平均寿命は79.44歳で健康寿命は70.02歳ですから、寝たきり期間は9.02年間、女性は12.28年間が寝たきり期間です。国はこの期間をどれだけ短くできるか、平均寿命が延びる以上に健康寿命を延ばすことを重要視しています。
21世紀における第二次国民健康づくり運動は、肥満およびやせの人の減少(体重管理ができない人)、高血圧の改善(収縮期血圧の平均値の低下)、脂質異常症の減少、メタボリックシンドロームの減少、血糖コントロール不良者の減少、適正体重を維持している人の増加を掲げています。自分自身の健康管理を行うことが肝心で、人よりまず自分自身の数値を知り向き合うことが大切です。先の大戦直後は「かっぷくが良い」のは経済的に恵まれた人、食べるモノに困っていない、堂々とした体格の人を指すことがありましたが、時代は大きく変化しています。家庭、家族の食生活が乳幼児の健康を左右することになります。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ