自発性
2013年12月03日 火曜日
ランチルームで食器の片づけをしているとき、年中児と年少児が、「僕もやりたい!」と台車を押すのを手伝ってくれました。
手伝うことの喜びのため、台車を思いっきり押した拍子に、乗っていた残飯入れのバケツが倒れ、中身が床にこぼれてしまいました。
その光景に、びっくりしたのと、こぼれた量の多さに、年少児は大笑い!
「わ~、すご~い」とはしゃぎだし、ほかの子にも「すごいよ」と教えに行きます。
『箸が転がっても楽しい』に例えられるように、この時期は、些細なことでも楽しいようです。
数人集まって大騒ぎのなか、ふと気づくと、下膳を手伝うよ!と言っていた年中児がいません。しかし、すぐにその年中児はティッシュをもって戻ってきて、床の汚れを拭き始めました。
大人主導の子育てから自発性が育っていない場合、何かがこぼれても、どうしていいかわからずそのままにしてしまう・・・という話を聞きました。
この年中児は、しっかり自発性が育っているのかと思うと、拭いてくれたありがたさと、順調に発達している事に心が温かくなりました。
副主任:F
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