加賀屋の従業員用保育園は30年前から
2013年11月28日 木曜日
働く女性を支援する企業の取り組みの一例として、
㈱日立製作所では、女性がライフイベントに左右されずに働き続けられる取り組みとして、産休前・復職支援セミナー、育児短時間勤務は6~7時間、休業中にパソコン・ipadを支給し孤立感緩和、飲みにケーション参加OK、男女ともに働き方を見直すワークライフ・マネジメント月間設定、事業所内託児室運営などに取り組んでいます。
㈱ローソンでは、育児・主婦体験を活かした職場復帰システム「スマートウーマン推進プロジェクト」で、ワーキングマザー視点の商品開発・店舗開発、3時間まで育児短時間可能、週3~4日勤務可能な勤務日数減少、等を行っています。
地上20階、約1,300名の収容人員を持つ全国最大級の旅館、1977年に始まった、旅行新聞社が主催する「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」の総合部門1位を、「33年連続」受賞している加賀屋は、顧客満足度を上げるには従業員満足度を上げることに徹しています。客室係のほとんどが女性社員、幼い子どもを育てながら仕事ができるようにと、今から30年前から敷地内に企業内保育園「カンガルーハウス」を併設しています。
「子育てサポート企業」として、厚生労働大臣(都道府県労働局長へ委任)の認定を受ける制度があります認定を受けた事業主は、次世代認定マーク(愛称:くるみん)を、商品、広告、求人広告などにつけ、子育てサポート企業であることをアピールできますから取得を目指している企業が増加しているそうです。
男性の育児休業取得のハードルが高いのも日本の特徴です。イクメンが話題となる一方で、育休にたいしては、まだまだ抵抗があります。「父親を楽しむ」活動を推進しているNPO法人ファザーリングジャパンでは、『イクメン休暇』取得の秘訣として、仕事の上で、職場内で認められる存在になっておくこと、会社の就業規則を熟知すること、上司に文句を言われてもめげないこと、を揚げています。
職場内で認められている人から、育休にチャレンジすることでそのすそ野は広がっていきます。将来的には孫育児休業もあり得るでしょう。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ