◆11月19日(火)の子どもたち
2013年11月19日 火曜日
◆わかって (つぼみ)
これが僕の!
園庭でいろんな姿が見られました。
テラスに出ると靴箱から自分の靴を見つけて出せるようになってきています。これは僕の、私のというものが分かってきているようです。
〇〇くんは園庭の奥にある水道に興味を持ったようでした。しばらく遠くから見ていたのですがチラチラと私のことも気にしながらもその場からは動きません。近くに行って何をしているのか見てみました。すると蛇口の中に指を突っ込んで少し出てくるお水を不思議そうに見て私にも共感してもらおうとなにやら言ってます。私には「不思議だよねーここに指を入れると水出てくるんだよねー僕こんなこと発見しちゃったんだよねーすごいでしょー」のようなことを感じました。
そのあとお友だちも近くにきました。すると〇〇くんは得意そうにその発見を伝えようとしていたのでした。
また、★★ちゃん。
お水が飲みたかったようでジャグのある水飲み場に来てコップに手を伸ばします。しかしボタンを押すには少し距離があって届きませんでしたので私がお水を入れました。コップを渡すときに「おすわりトンして飲もうか」と伝えると「うん」と頷いたのにトコトコ歩いて行ってしまいました。私はつい「飲むんじゃなかったのー?」と言ってしまい、そのあと気が付きました。★★ちゃんの頭の中には地面に座るという概念がなかったようです。ウッドデッキに座ろうとしていました。反省しました。ちゃんと子ども達はお話を聞いて考えて行動しているんですね。ウッドデッキに座ると隣りに座った私ににこっとして私もコップを渡しました。とても満足そうな表情・・・
子どもを信じて見守っていく。その子なりの見通しや考え、気持ちを汲んであげられるようになりたいと感じました。子どもも大人も誰かにわかってもらえるとうれしいですもんね。この人はわかってくれるんだよなーって思ってもらえるように、いずれはこの人にわかってもらいたいなーって思ってもらえるような人になりたいと子どもを通して気付かせてもらいました。(kh)
あれえ?
おすわりトン!
◆宝物を見つけた~!! (ふじ1)
見て~!ひらひらだよ~☆
昨日に比べて風が冷たくおひさまがあたる所が心地よい外気の中、園庭で遊んで来ました。
園庭には、落ち葉やドングリなど秋の自然物が落ちていて、子どもたちにとって宝物の宝庫!落ち場を集めて「ばぁ~!」と飛ばしてみました。
落ち葉がひらひらと落ちる感覚を喜ぶ〇〇くんと不思議そうにする△△くん。感情の表出が様々でした…。
するとタイミングよく風が吹き、木の上からパラパラと葉っぱが落ちてくると「うわ~!」と大喜び!!
その後何度か落ち葉を集めて「ば~」と飛ばしてケラケラ笑っていた〇〇くんでした。
次は、どんぐり探し…下を覗きドングリを見つけた☆☆ちゃん。
「どんぐりコロコロだ~」とはっきりと言ってくれました。
日頃から♪どんぐりコロコロの手遊びをしているので「どんぐり」と伝えた言葉からこのフレーズが出てきたようです。
この発想に驚きました!
他の子もどんぐりをスコップに入れて大切そうに運ぶものの落ちてしまい残念そうにしていたりと♪どんぐりコロコロの歌に出てくる坊ちゃんの気分を味わっているかのようでした。
給食時には、こぼしつつも自分で食べていた子どもたち…。
一人の子が笑顔で首を曲げて「おいしいね~!」と一言言うとそれを聞いた他の二人が同じく「おいしいね~」と同じポーズをして笑い合っていました。
その場の雰囲気がほのぼのとする温かい感じになり、一口食べては、笑い合っていました。
友だちと一緒という楽しさが分かり、保育者が意図しなくても子どもたち同士でやりとりができているので今後も保育者が働きかけてみたり、また見守ってみたりと状況に応じながら関わっていければと思います。
(T.Y)
どんぐりコロコロにならないように…
おいしいね~
◆よく見てみると… (ふじ2)
お散歩楽しいな♪
今日はブース記念病院にお散歩に行ってきました。
行きのお話。
空を見ていた〇〇くんの「飛行機だ!」という声に一斉に空を見上げる子ども達。「飛行機だね~」「もう、飛行機いないよ」「行っちゃった」と飛行機を見つけて子ども達も喜んでいました。
しばらく歩いているとどこからともなく「ブーーン」という音が聞こえ「何の音?」と不思議がる子ども達。進むと木を切っている音だとわかり「木切ってる。葉っぱいっぱいだね」「あ、クレーンいる!」と車に乗っているクレーンを見つけて大はしゃぎでした。
そして、「いっぱいいる~。なにかな?鳥みたいね」とおしゃべりする〇〇くん。「どこ?」と聞いてみると電信柱から伸びている回線を指さし、よく見てみると回線に何かくっついているのを見つけました。子ども達も回線を見て「なにかな~」と〇〇くんとお話していました。
普段、何気ない風景をよく見てみると色々な発見があり子ども達にとってすごくいい刺激になっているようでした。
以前は保育士とお話する機会が多かった子ども達ですが、お散歩の時などお友達とお話したり、話しかけたりすることが増え、さらに言葉数も増えてきたように感じます。さらに「〇〇みたい」という例えも出てきてさらに成長を感じたお散歩でした。
(K.H)
何かいる!
◆まつぼっくり拾い (ふじ3)
ブース病院まで“まつぼっくり”拾いに行きました。ブース病院の公園になっているところに着くと鶏小屋があり、まずはニワトリさんに挨拶してから冒険が始まりました。“まつぼっくり”と言われても何のことかわからず、「あったよ」と指差してもキョトンとしていましたが、触って握って見ていると傍にいた子がみんな欲しがり出しました。そこからまつぼっくり探しが始まり「どこ?どこ?」「ちょうだい」と1人ずつに探して「あったよ」と言って拾う楽しさを味わえるようにしていきました。両手に1つずつまつぼっくりを持ってニッコニッコで帰ってきました。
木と木の間をかき分けてまつぼっくり探しをしたり、木が植わっている周りの道をグルグル回って楽しんだりしてきました。これからも何回か行ってまつぼっくり拾いを楽しもうかと思います。M.K
まつぼっくり、どこ~?!
転んでもまつぼっくりは大事~!
◆いのちを大切に… (きく)
みてみて~!トンボがいたよ!!
園庭へ出るとトンボを発見した子ども達。
みんなでしゃがみこんで観察する中で、〇君がそのトンボを手にとりました。
〇君は「あれ?このトンボ死んでる!」と言いました。
確かにそのトンボはもう死んでしまっていました。
しかし、
お友達が触ろうとすると〇君は「さわらないで!死んじゃうから。」とも言っていました。
今度はトンボを入れ物の中にいれてみました。
△君が「あれ?動いてるんじゃない?」と言うと〇君はトンボをジーッとみたり指でつついたりしてみました。〇君の心の中で本当に死んでしまったと判断したのかそのトンボを保育士のところまで持っていきました。
保育士は「そっかぁ。じゃあ、トンボさんが天国へ行けるよう土に埋めてあげようね。」と言うと、〇君にとってわからなかったようで???という顔をしていましたが、保育士と一緒にそのトンボを土に埋めに行き「トンボさん元気でね~!」と言っていました。
「いのち」を最後まで大切にする姿が素敵だなぁと思いました。
(K.Y)
毎日のおままごとも少しずつ設定が違って面白いです♪
「発車しま~す。次は◎◎駅~。」
◆いろんな2人組 (たんぽぽ)
全員しゅうごーう☆
今日は久しぶりに18人、全員揃いました!!
みんな揃うと嬉しいですね☆
写真を撮ろうと声をかけていくと、次々と並んでいく子どもたち。
列になり、上手にパシャリと撮れました♪
園庭に行くと、活発に遊ぶ2人。
お山のすべり台の上に登っていったり、
築山の上から寝転がりながらころころと下りていったり…
寝転がるので上着に枯葉がたくさんついて、またそれを見て笑い合い、楽しそうな2人でした!
こちらはいつもの2人組。
「タクシーに乗って行こう!」と車の遊具に乗り、どこかへ向かいました。
そして着いたのか降りて、他のところへ遊びに行ったかと思うと、少ししてまた戻ってきました。
今度は「じゃぁ、タクシーで帰ろう!」と言って車のところへ帰って来ると…
車にはすでにお兄さんたちが乗っていました。
どうするかな?と見ていると、
この2人は困ることも悲しむこともなく、「ねータクシーで帰りたいんだ」「かーしーてー」とお兄さんたちにしっかりと話し、そしてそれを聞いたお兄さんたちもわかってくれ、どいてくれました。
“せんせーい”などと話しにくるのかなとも思いましたが、そんなことはなく、勇敢に自分たちで話し、どいてもらった2人の姿がとてもキラキラして見えました☆
こうやってコミュニケーションを取って自分たちでなんでもこなしていくようになるのだなと感じました。
(H.K)
登る登る…!
かーしーてー!
◆プレイボール! (うみグループ)
プロ野球日本シリーズが終わってから、野球に興味を持つ子が増えました。
育子園には、バットを含む野球道具はありませんが、子どもたちの「野球したい!」という強い気持ちもあったので、ぷよぷよのボールを使いキャッチボールからスタート。年長の男の子を中心に盛り上がっています!
野球に対する取り組み方もすごいもので、選手の真似をする子、なかには“シャドウピッチング”鏡の前に立ち、自分の投球フォームを確認している子もいます。
最近キャッチボールだけでは物足りない様子の子どもたち…。
そんな子どもたちが考えたのは…「バット作って試合やろう!」ということ!
園庭に行く前に造形コーナーに集まり「これすごい!」「かっこいいのできてきた!」「はやくやりたいね!」などと、ドキドキわくわくバットを作りました。
こちらがあそびに必要な素材、環境を用意しなくても、子ども自らあそびを発展させていく姿には、本当感心させられます。
“やりたい”“やってみよう”という気持ちを大切にしたいと、改めて感じさせられました。
T.N
◆落ち葉であそぼう!!(にじグループ)
園庭に、落ち葉がいっぱいになってきました。
昨日の午後、園庭遊び中に落ち葉をたくさん集め、「雨みたーい」と上に投げて降らしていた年長の男の子たち。
それを覚えていたようで、「また集めてよ!!」と言うので、竹ぼうきで集めていくと、「もうやっていい??」とワクワク・ドキドキの表情で見つめていました。
「いいよ!!」と言い終わらないうちに「わー!!」と落ち葉の山に駆け寄り、上に向かって投げ始めました。
子どもたちのすごいところは、やっぱり想像力と発展させる力。
昨日の遊びとは変化していきます。
年長の女の子が、「どうしてこのお山だけ何にもないんだろう・・・」と大門近くの山を見てポツリとつぶやきました。
「じゃあ、葉っぱ掛けてあげたら暖かくなるかな・・・」と話すと、落ち葉をたくさん集めて、山にかけ始めました。
それを見ていた2歳児の男の子たちも「ぼくも!!」と手伝い始め、葉っぱの洋服をみんなで着せてあげることができました。
また、昨日から楽しんでいる男の子たちは、ウォータースライダーのように滑り台の中に葉っぱを入れることで、より早く滑るコツをつかんだようで、「いっぱい流して!!」「目に入るからちょっとにして!!」と個々にリクエストをし、全身、葉っぱだらけで、中には落ち葉で擦りむいてしまった子もいましたが、どの子も本当に楽しそうで、自分たちで決めたルールをしっかり守って遊べていました。
自然の物を遊びに取り入れるのが、だんだんと難しくなってきた近頃。
せっかく、それが出来る環境があるので、たくさん保育の中に取り入れていきたいと思います。
(E.Y)
◆はれくもり。(そらグループ)
年長さんはピーマン切りにも挑戦しました。
朝の会でいつも天気を聞くのですが、今日は「晴れー!」「くもりー!」と意見がふたつに分かれました。すると子どもたちはすんなり「じゃあ晴れくもりだね♪」と意見を合わせています。なんという柔軟性でしょう。見習いたいものです(笑)
ところが、朝の歌の中で「おひさまにこにこ笑っています~♪」と晴れバージョンで歌うか、「おひさまどこかでかくれんぼしてる~♪」と、くもりバージョンで歌うかという問題が出てきました。どうしようか?と子どもたちに問いかけてみると、ひまわり組の〇〇くんが提案してくれました。
「最初に晴れの時のを歌って、その後にくもりの時のを歌えばいいんじゃない?」
すると、今までざわざわしていた子どもたちが「いいね!」と賛成しました。
何のことだかよくわかっていなかった子どもたちも、みんなが「いいね!」と言っているのを聞いてこちらの話に耳を傾けます。
じゃあ、きょうは特別バージョンで歌おう!と保育士が声を掛けると子どもたちの顔はニヤニヤ・・・。特別という言葉はなんだかよくわからくてもわくわくするのでしょうね。
歌い始めると、そのワクワク感は最高潮に。
そして歌い終わると、子どもたち同士顔を見合わせ笑い合う姿が見られました。
毎日同じことをやっていても、視点を変えると様々な変化を感じることができ、その変化に出会える瞬間はとても面白く、幸せを感じます。
何気ない一コマ・・・は何か必ず意味があり、発見があると信じ、これからも子どもたちと関わっていきたいと思います。(M.E)
Posted in 園のこだわり