我慢のしどころ・・・
2013年11月11日 月曜日
A君とB君がおもちゃの取り合いで喧嘩になりました。
「かして」
「やだよ」
「かして」
「まっててね」
・・・・・・・・・・・・・・
思い通りにならないもどかしさに、ふたりは泣きながら決して譲ることなくひとつのおもちゃを取り合っています。
『 自分のしたいと思うこと、してほしいことをはっきり言うようになる。』
という発達段階を経て初めて
『自分の意見を主張するが、相手の意見も受け入れる。』事が出来るようになります。
どうしても大人は喧嘩をとめて、結果を出したくなりますが、子どもの成長のチャンスを奪わないよう、ここは我慢のしどころ・・・
しばらく取り合いをしていたふたりですが、そのおもちゃがポ~ンと転がっていきました。
それを見てふたりは顔を見合わせ、けらけら笑い出しました。
子どもは、些細なことですぐ喧嘩をします。わざわざ喧嘩をしているようにも見えます。
でもそれは喧嘩ではなく発達のための経験です。
経験を積んでいくうち、立場を主張したり、一方で相手の意見を受け入れたりするコミュニケーション能力を養い、喧嘩はいけない事だと気づいていけるんですね。
副主任:F
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