『2013 ギビングツリー関東大会in東京』開催①
2013年10月28日 月曜日
10月25、26日に育子園から徒歩1分のセレニティホールと育子園を会場にして「見守る保」を学ぶ大会が行われました。「2013 ギビングツリー関東大会in東京」と銘打って、新宿せいがの藤森園長先生の保育理念、保育実践を学ぶ仲間が二日間で400人参集しました。25日午前中は育子園に保育者が見学に訪れましたので、パワーポイントで園の概要説明を行って、園内を自由に見学していただきました。
25日午後からは、セレニティホールに150人が集まり、藤森先生の講演が始まりました。
平成27年から始まる方向の新制度で保育界はどうなって、3歳児未満の保育ははどうなるのか、子どもの権利条約に基づく、子どもの発達の可能性を最大限に確保する、自分らしく生き、周りの大人から認められ、ホッとしていられる安心感、チャレンジ精神、そのままの自分を受け止めてもらえる大切さを確認しました。
解り易い例として、お母さんは虫嫌いだけど自分が飼っているカブトムシは大切にしてくれる、だからお母さんが大事に育てている花に水をあげるようになった。という話は親が自分を大切に尊重してくれたから、母親が大切にしているモノも大切にしてあげたいという応答でしょう。母親は子どもにに水をあげてもらおうとしてカブトムシを大切にしたのではないのです、人は自分がされてうれしかったことを他者に模してあげたくなるものです。花に水をあげなさい、という強制ではなく、相手が喜ぶことをしていけば、予想していなかった結果が現れるのです。
就学前にその子どもが好きなことばっかりやっていたら、小学校に上がって困りませんか、という質問をする保護者には、赤ちゃんのハイハイはいずれ二足歩行をするために必要なのに、ハイハイをやめさせるのと同じこと、好きなことを思う存分させることで、小学校になって嫌なこともやろうとする意欲が出てくるのです。
この例も、保護者の不安を取り払ってあげるためにも効果的な導きだと感じました。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ