◆10月21日(月)の子どもたち
2013年10月22日 火曜日
◆何気ない瞬間 (つぼみ)
やぁ、こんにちは★
今日は、園庭遊びと室内遊びに分かれて過ごしました。
室内では体調の優れない子もいましたので、絵本を読んだり外に出たいという気持ちから泣いてしまう子と一緒に外を見たりしました。
つぼみ組では人見知り等もありますが、園庭に出ればそれも少しは緩和されることもあります。
園庭に出ると気持ちも開放的になるのでしょうか。一人のつぼみ組の男の子に寄り添う二歳児クラスの保育士がいました。そっと寄り添いしゃがみ込み目線を下げ、話しかけている姿を見て園庭こそクラスの枠は無い空間であると確信しました。
そんな園庭遊びでは、ベランダからすぐのすべり台・砂場で遊ぶ子が多くすべり台を滑るのに何分も時間を費やす姿は大人が感じる時間とは違う流れのようでいかに一人ひとりの子どもの時間に大人が寄り添っていくことが大切かと感じます。右足を上げて左足を上げての繰り返しがとても上手になりましたがすべり台を滑るのも一苦労です。
砂場で遊ぶ子ども達は砂をいじったりして楽しんでいます。そこで、大人が砂をお皿に盛り付けた物を渡すと子ども達はその皿をひっくり返して笑います。そして、「また入れて」とひっくり返す事を楽しんだり、こちらの意図する遊びを見事違った視点で展開させてくれるので面白いです。素直な子ども達は何を楽しいと感じているのかそういった姿で分かります。
ベランダから離れた築山、車の置物(固定遊具)の場所に一人でとことこと歩いていく子もいました。大人から離れられる距離がここまで伸びたと考えるとその都度成長を感じることが出来ます。また、築山の近くには緑のマットがありその上には緑のマットにジャンプする場所もありますがそこには、幼児グループの子が下にいるつぼみ組の子ども達を見下ろしていました。
つぼみ組の子ども達は上を見上げ何かを考えていました。
大きくなったら僕も出来るかな?僕も行きたいな。何であそこにいるんだろう?
本当はどんな事を考えているのか…。
そんな事を考えるのも一つの楽しみでもありますし、私達大人も前向きな気持ちにさせられます。
何気ない一日の流れの中にこれから沢山の花を咲かせるような成長を遂げるつぼみ組の名に相応しい光景が沢山あることに気付いていきたいと思います。
k★Y
何やってるんだろう?
おいしいご飯ありがとう★
◆ちいさな冒険者たち (つぼみ・ふじ1)
登ってみたいけど…
雨上がりで、まだ土がぬかるんでいる中ですが…そんな事は全く気にならず元気いっぱいに飛び出していった子ども達…。
いよいよ遊びがスタート!!すると…大門側の築山に保育者と数人の子ども達の姿が…。
足元がすべりつつも前に進み登りきる〇〇くん。その姿を見ていた△△くん。同じところに行きたいものの一歩が出ず全身で「困ってるよ~!」とアピール!!
その姿を見た〇〇くんが「がんばれ~!!」と応援してくれると小さな一歩ですが前に出ました。
友だち効果で前に出ることが出来ました。友だちの存在は、大きいなと実感しました。
また、交番側の築山にもチャレンジしてみた△△くん。築山の下で困っていたので一歩が出るように手を出してあげると頂上まで登り切り「やった~!!」とできたことを喜びとってもいい笑顔を見せてくれました。
今日は、全身をよく使い、ダイナミックに遊んだので、その証拠のように様々なところが泥だらけになってしまいました…。
今の子ども達は、ひとりで遊ぶ楽しさだけでなく…。他の子も友だちの様子を見て同じことをしてみたり…。顔を覗き込んでみたり…。名前を呼び合ったりと友だちの存在を意識し始めたこの時期だからこそより関わりが楽しめるように様子を見ながらきっかけが作れたらと思います。
(T.Y)
できた~!
足元が悪くても…
◆楽しいな♪(ふじ2)
行ってきまーす!
今日は園庭に出て遊びました!
フラフープを電車に見立ててフラフープの中に〇〇ちゃんと△△くんが入り、「いってきまーす」「ばいばい」と手を振って出発進行!!
どこまで行くのかなと見ていたら途中近くにいた先生に挨拶をしながらすべり台の所で下車。ちゃんとどこかに行くためのものということを認識しているようでした。
そして、ロッククライミングに挑戦する子ども達。
中でも以前からロッククライミングに興味を持っていた〇〇ちゃんは場所を変えていろいろな所から挑戦するけどなかなか次の石に手を伸ばして登ることができません。でも、あきらめずに「できないね」と子ども達同士でおしゃべりをしながら何回も挑戦!結局まだ登れませんでしたが何回も登ろうとしているうちに乗れる所を発見したりと収穫はあったようですごく楽しそうでした。
こんなふうに毎日いろいろなことに子ども達は挑戦しています。小さなきっかけを提供しながらこれからも子ども達を見守っていきたいと思います。
(K.H)
もう少し!
◆お料理・・・(ふじ3)
園庭に行くとボール、お盆、お玉、シャベルを持ち出して遊ぶ子が、多く見られます。砂をいっぱい入れて元気にかき回してお料理を作っています。隣のお姉さんたちも同じようにお料理をしています。でもちょっと違うのは、お姉さんたちはお皿を並べて砂を少しずつ盛って楽しそうなパーティーのようです。ふじ組さん達のお料理は、大きなボールに砂を沢山入れてかき回し、時々石も投げ込みなかなか元気のいい、大胆な料理が多いようです。大きなボールやお盆に出来上がったお料理をそのまま食べていました。「何作ったの?」と聞くと「ご飯!」と言う答えに、質問に答えられるようになったんだなあという成長の喜びを感じます。それと同時に、“そうだね!パーティーというより、家庭の食卓という感じだよね!”と思ってしまいました。温かい家庭が、そして元気な食卓が思い浮かびました。 M,K
◆いっしょだね (きく)
気温差が激しく、週末に体調を崩した子が多かったようで今日はお休みの子が多くいました。
早く良くなりますように…。
今日は園庭で遊びました。
園庭ではおままごとをしている〇ちゃん、△ちゃん、◇ちゃんがいました。
「お誕生会やってるの~!」と教えてくれました。
何でもお友達と一緒が楽しい時期。
一緒にハッピーバースデーの歌を歌って、飛び跳ねて、(砂の)ケーキを食べて顔を見合わせながら「おいしいね♡」と言っている姿がとても微笑ましかったです。
そろそろお部屋に帰る時間になり、お部屋に入ると、「〇ちゃんがお着替えいっちば~ん!」と言うと、「△ちゃんが早いよ!」「◇ちゃんが一番だよ~!」と楽しみながら誰がお着替えが早いか競いながら支度をしていました。
(K.Y)
一人で登れたよ!!
◆ケーキ作りはつづく…♪ (たんぽぽ)
ケーキだよー!
昨日は雨がすごかったですが、今日は晴れ、園庭で遊びました。
園庭へ行くのに帽子を被るとき、また帰って来てからの着替えのときなど、いろいろな場面でできないお友だちを子ども同士で助けてあげる姿が多く見られるようになってきました。
帽子を「被れたー!」と喜んでいた姿の背景には、そんなやさしさの関わりがあったのでした♪
園庭で、〇〇くんが「せんせい、重たいから持って」というので何かと思ったら、ケーキを作っていました。
ボウルに砂がたくさん入って、上には葉っぱを乗せ、木の枝を指してあります。
どうやらお誕生会のようです。
「じゃぁ一緒に、ふーしよ!」と言って「ふーーーっ」とすると、
木の枝をちゃんと一本ずつ抜いて、端に除けてから、「食べよう♪」と言っていました。
確かに、ろうそくの火を消したら、ろうそくを抜いてから食べますよね。
よく見ていますね…!!
そして食べた後、今日お誕生日のお友だちがいたことを伝えてみると、「じゃぁ、あげに行こう!」と周りにいた子も一緒に行き、お祝いしてあげようとケーキを渡しに行きました。
△△ちゃんのそばに行き、「ケーキだよー!」と渡してみると…
いきなりでびっくりしていた様子で「え?いらない」との一言…
気持ちが乗らなかったようです。
残念でしたが、〇〇くんは「なんでいらないって言ったんだろうね~」と少し考えた表情で言いながら、でもすぐに近くにいたお姉さんが「これあげるよー!」と黒い砂利を持ってきてくれたので、今度はチョコレートケーキにしようか♪と笑顔でまたケーキ作りに励んでいました!
そういうことも、子どもたちの中では日常茶飯事ですよね…(笑)
(H.K)
ふー!
バッチを取ってあげている姿が…*
◆あそんだあとは・・・(うみグループ)
朝の会が終わり、自由あそびの時間になった途端、造形ゾーンに集まった4人の男の子たち…
作り出したのはお面です。
△君はお面が終わると、大きなビニールを黒マジックで塗り潰し、マントを作成しました。
□君は目と口をくり抜く作業に手こずっています。「△君みたいに口を開けたいんだけどはさみでできないんだ。先生がやって」と一任してきました。
全部手伝ってしまうのは簡単ですが、カッターで少し切込みを入れてみました。
すると「あっわかった!後はできる」と△君は私の手からお面を取り、自ら口を切り抜きました。
4人は1時間以上もかけて、それぞれオリジナルのお面を仕上げ「お面をつけて園庭に行こう」と話し合っています。
テーブルの上は、お面を作るために使ったはさみや、紙の残骸でおおいに散らかっていました。どうするかなと思って見ていると、4人はゴミ箱をそばまで持ってきて、きちんとお片付けをし、園庭に出ていきました。
制作に自由な発想で集中して取り組む姿は、自信に満ちていました。そして自分たちの事は自分たちで責任を持つ姿に、大きな成長を感じました。(F.K)
◆努力!(にじグループ)
園庭と室内にわかれて遊びました。
園庭にでるなり、つぼみ組さんに近づいていくもも組〇くん。
帽子が外れていたのを優しく直してあげていました。
その後、お友達と砂場でたっぷり遊んだあと「ターザンロープがやりたい」と〇くん。
普段、低年齢の子どもたちも園庭であそんでいる時は安全上、ターザンロープは使用しておらず、午後に使用することが多いので、「小さなお友だちがいるから今はできないんだ」と声をかけました。
すると、〇くんはサッとふじ組さんの所へいって、何やら声をかけてふじ組さんの手を引いてお部屋まで連れて帰ろうとしました。
”小さなお友だちがお部屋に帰れば、ターザンロープができる”そう思ったのだと思います。それに気が付いて行動した〇くんに思わず感心してしまいました。
ちょうど、ふじ組さんは給食の時間になろうとしていた時だったので、ふじ組担任にも「助かる~」と褒められて嬉しそう。さらにやる気になって、残り3~4人のふじ組さんをあっという間にお部屋まで連れて行ってくれました。
ちょっと強引だけれど、ふじ組さんはそんなお兄さんに付いていくんです・・・それもまた面白いなと感じました。
幼児だけになった園庭。お約束通り、ターザンロープを楽しみました♪1番に並んで満足気な〇くん。そんな〇くんの姿を見て、他の子どもたちもたくさん並び始めました。「おやつのあとじゃないのに、なんで??」と、今の時間に遊べることを不思議に思っている子もいました・・・〇くんの努力のおかげです。
子どもたちのやりたいことを、できる限りやらせてあげられるよう、私たちも努力していきます。
(S.S)
◆優しさのかたち。(そらグループ)
今日は2週間そらグループに入ってくれている実習生さんが朝の会をしました。
実習生さんはドキドキしている様子で、朝の会で伝える順番などを忘れてしまったようでした。
すると、ゆり組の◎◎ちゃんが「給食当番を決めるんだよ。」と実習生さんに教えてあげている姿がみられました。優しいなと思いながらその姿を見ていると、ひまわり組の◆◆くんが◎◎ちゃんを見ながら、うんうんと頷き「大丈夫だよ。」と小さな声で言ったのです。
きっと◆◆くんは実習生さんが間違ってしまったことを知っていたのでしょう。
けれど、そのことを知ったうえであえて言わずそっと見守っていてくれたのかもしれません。
実習生さんに教えてあげる優しさ。
実習生さんが間違ってしまったのをわかっている上でそっと見守る優しさ。
それぞれの優しさを感じ、心が温かくなりました。
そして、優しさや思いやりの形もみんなそれぞれ違っているのだなと改めて感じました。
子どもたちが見せてくれる色々な優しさの形を、まっすぐ素直に受け止められる私でいたいなと思う出来事でした。(M.E)
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