◆10月7日(月)の子どもたち
2013年10月07日 月曜日
◆自発的に学ぶ力 (つぼみ)
砂場でご機嫌に遊んでいた〇〇君は、コップに砂を入れようと一生懸命になっています。
ところが、ふと顔を上げると指をさし何かを訴え始めました。その表情で、向こうにいるお友だちが持っているボールが欲しいのかなぁ…と理解できました。
〇〇君は早速移動開始です。
ハイハイでそばまで行くと、まだ「貸して」は表現できないので、お友だちの手からボールを取り、嬉しそうな笑顔を見せていました。
取られたお友だちは、それほど執着していなかったため、すんなりボールを渡してくれました。
次に〇〇君は、立ってボールを持ち歩こうとしますが、まだバランスがうまくとれず、直ぐにしりもちをついてしまいます。何度も挑戦しますが、失敗に終わります。
そこで〇〇君、ハイハイでボールを持たずに運べる方法を考案しました。
上手に運ぶ様子は写真をご覧ください。
子ども達は、自ら学ぶ力、知恵をそなえていることを〇〇君を通し、改めて確認させていただきました。 (F.K)
◆教えてあげるよ(ふじ1)
水分補給のジャグが大好きな〇〇ちゃん。園庭遊びの際は決まってその付近にいることが多く、今日もジャグの前にしっかりいました。
お水を飲むというよりはお水に触りたい、お水を出したいという方が正しいのでしょうか。ジャグのポッチ(押すと水が出ます)を人差し指で長い事狙っています。でも、そこに△△ちゃんと保育士が「お水飲もうか?」とやってきました。すると、その話し声が聞こえていたのでしょうか。〇〇ちゃんはコップを持ってきた△△ちゃんの顔を見ながらポッチを指さして「ん。」と一言・・・△△ちゃんは「???」とばかりに知らんぷり。それでも何度も「ん。」とポッチを指さします。△△ちゃんにはまだ難しかったようで〇〇ちゃんの期待する反応はなかったのですが、代わりに保育士が「〇〇ちゃん、お水が出る所を教えてくれたの?ありがとう」と言うと〇〇ちゃんはやっと伝わった!と思ったのか満足そうに笑って自分をいいこいいこしていました。
相手が今何をしたいのか、何をやろうとしに来たのかをちゃんと耳で聞いて頭で考えて行動に起こしていたのですね。また、相手(お友だち)には伝わらなかったけれど、大人が代弁してあげることで子どもの満足にもつながっていくのですよね。まだまだ言葉でのやりとりは先ですが、子どもたちの“伝えたい”というサインを見逃さないようにして、子どもたちのコミュニケーションの橋渡しができたらいいなと思いました。
K・E
階段を上るなんてお手の物★
◆ 〇〇にむちゅう (ふじ2)
どんぐりにむちゅう
今日は、園庭で遊びました。
トランプリンの縁でアオムシを発見!とても大きく7~8センチくらいありました。怖がる子もいましたが、保育者が葉っぱに乗せて移動しようとすると、☆☆ちゃんはその葉っぱを受け取って葉っぱでアオムシの頭をナデナデし「おい、おい、おい」と声を掛けていました。
その後も☆☆ちゃんは一緒にどんぐりを見つけると、興味深く手に持って見つめたり夢中で遊んでいました。
◇◇くんは落ち葉を集め鍋に入れて、かき混ぜたりコップに入れ替えたりして工夫して楽しく遊んでいました。
△△くんは石が大好きで気に入った石を見つけるとすぐに見せに来てくれます。とても、かわいい達磨さんみたいな小さな石を見つけ、容器に入れて持ち歩いていましたが「ない」と容器を指さし、無くしてしまったことを一生懸命伝えてきました。
一緒に探しましたが、見つかりませんでした。しかし、新たに気に入った石を見つけて嬉しそうに見せに来てくれました。
いろいろな物を見つけたり工夫したりと夢中になって遊ぶ子どもたちでした。Y・N
落ち葉を工夫してあそぶ
お気に入りの石、みいつけた
◆やってみようとする気持ち(ふじ3)
よいしょ!!
園庭に行く準備として、靴下をはいて帽子を被るのですが、少しずつ自分でやってみようとチャレンジ中の子どもたち。
途中まで靴下を履かせて、あとは子どもたちにやってみるよう声を掛けますが、途中で断念したり、たまたま履くことができたり、脱いでしまったりと様々です。
必ず自分で履かなくてはいけないのではなく、履いてみようとする気持ちが持てるようになることが大切かなと思います。なので、その時の一人ひとりの機嫌も含め、子どもの気持ちを考えながら丁寧に関わることがとても大切になってくる時期。
帽子が被れないと、「やって」と言って知らせたり、靴を履けたことをアピールしてくる子がいたり、日に日に成長していることが目で見て分かります。
今日の園庭遊びの中でも、本当に遊び方に変化が見られてきているなと思いました。
相手(友達)の様子や反応を観察しながら遊ぶ子。「へへへッ!!」という顔をして、とても楽しそうなのです。追いかけてみたり、追いかけられたり、やりすぎて相手の友達がないてしまうことも時には見られますが、相手の反応を見て、相手の気持ちに気が付き、そこから色々な感情表現が豊かになるのだろうな、と思うと、ある程度のところまで、きちんと見て考えられるように大人が仲介しすぎてはいけない、見守ることを大切にしていきたいなと思いました。
季節の変わり目、秋の訪れと共に、遊びの変化や友達との関わりも見られる時期です。子どもたちの成長、発達、変化に気付き、より楽しい保育内容を考えていけたらと思います。(M・N)
いらっしゃいませ。
竹馬を使ってクルクルするのが楽しい様子。
◆やってみよう!(きく)
一週間の始まりですね♪
先週は雨が続き室内遊びが多かったのですが、久しぶりの良い天気で園庭へ遊びに行きました。
園庭へ向かう途中の階段で帽子を被り忘れた〇君に気づき、帽子を取りに行くように声をかけると…
「いいよ。△君が取りに行ってあげる!」と△君がササッと階段を上り帽子を取りにいこうとしてくれました!!〇君の頼もしい姿に朝から感動、感心しました!!
☆君は園庭で何をしようか迷っているようでした。
「これやってみる?」とぽっくりを用意してみました。
☆君はおそるおそるぽっくりの上に両足をのせました。いつもより見える景色が少し高くなって、でも不安定さもあって、怖さと面白さに思わずニヤッと笑っていました。始めは一緒に紐を持って進んでみました。その後一人でも挑戦しました。本当に少しずつ、一歩一歩進んでいました。ぽっくりから足が外れるとまたゆっくり足をのせて何回も挑戦していました。
☆君の楽しそうな顔を見てとても嬉しく感じました。
(K.Y)
縄跳びにチャレンジ♪
帽子被せてあげるね♡
◆また少し大きくなりました! (たんぽぽ)
洋服を脱いで~…
今日は身体測定をしました。
いつもはお部屋に看護師に来てもらい、廊下でやっていましたが、今日は初めて看護師のいる職員室へ行き、幼児組のお兄さんお姉さんのようにやってみました。
部屋に入り、自分で洋服を脱ぎ、並んで順番を待ち測ってもらいます。
いつもと違う環境に戸惑う子や測るのを嫌がる子、部屋を見回っていく子もいたりしましたが、無事に全員測り終わりました。
また少し、大きくなりましたね。
そのあとはベランダに行き、シャボン玉をしました。
フーっと早く吹いて小さいシャボン玉をたくさん作る子がほとんどですが、ゆっくりふーーっと吹いて大きなシャボン玉を作る子もいます。
またそれを自分で吹くのではなくお友だちが作ったシャボン玉を両手でパチンっと割って楽しむ子も。
保育士の作った大きなシャボン玉を見て、ボールのように蹴ろうとする子もいました。
シャボン玉ひとつにしても、子どもたちの遊び方はいろいろですね。
それぞれに楽しいシャボン玉遊びをしていました。
(H.K)
えいっ!
ふー
◆おはなし出ておいで! (うみグループ)
「じゃんけんぽい!」「あーいこーでしょ!」
うみグループ絵本コーナーでジャンケンをする、ももぐみの〇〇君、△△ちゃん、◇◇ちゃん。
「あーいこーでしょ!」「あーいこーでしょ!」「あーいこーでしょ!」
勝った子が出ても、終わることのないジャンケン大会…。
「あーいこーでしょ!」「あっははは!」
三人も気づいているようでニッコリ笑顔!ここまでくるともうノリ!子どもたちの世界はおもしろいです。
「◇◇ちゃん最初ね!」「わかった!」
勝敗がつくと、一人ずつ順番に前に立ち絵本の読み聞かせが始まりました。
字は読めませんが思い思いのストーリーをお友だちに聞いてもらいます。一人が読み終わると拍手喝采!あそびの中で他人を思いやる、認めてあげる…そんな温かい姿が見られるようになり成長を感じました。
今までは、自分も読んで相手も読んでと、平行に行っていた絵本の読み聞かせでしたがルールをきめたり、傾聴したり…。徐々に仲間意識も芽生えてきているようです。これからも子ども同士の関わりを大切にしていきたいです。
T.N
◆今日も元気!!(にじグループ)
金曜日の遠足でリフレッシュしたにじグループの子どもたち。
今日は、卒園した女児が保育士体験に来てくれて、さらに興奮気味!!
普段、あまり折り紙をしない子が「お姉さん、〇〇折って!!」と言ってみたり、絵が上手な子が「〇〇描いてよ!!」とちょっぴり甘える姿が見られ、かわいく思える瞬間がありました。
そんな中、子どもたちの虫取りブームは去っておらず、今日も虫取り網を片手に園庭に集結した年長男児の数名。
依然と同様で、どこに虫を探しに行くのかを決めるのは船長のようですが、少し違いがありました。
船長が一人ではなくなっていました。
1番船長、2番船長・・・とあるようで、順番が決まっているようでした。
残念なことに虫GETはならなかったものの、「ここにいるはず」「この木の上かも」という、観察力と行動力はすごいなと感じました。
秋も、たくさんの虫がいます。
いつか、船長たちの「やったー!!」の声が聴けるのかと思うと楽しみです!!
(E.Y)
◆経験を積む。(そらグループ)
積み木で遊んでいた〇〇ちゃんと◆◆ちゃん。
「先生!出来たよ見て!」と嬉しそうに見せてくれました。
「すごいねー。何を作ったの?」と聞くと、「会社だよ。ここが入口でウィーンってひとりで開くんだよ。」と教えてくれます。
そんな2人の様子を見て、まだこの遊びは発展できそうだなと感じ、カラフルなビーズを用意しました。
すると、2人はビーズを手に取りながら思い思いに飾っていきます。
最初は色に夢中になり、「これは赤だ!青もあるし、紫もあるよ。」と言っていたのですが、だんだんとか形の違いにも気が付いてきた〇〇ちゃんと◆◆ちゃん。
「〇〇は四角をやるから、◆◆ちゃんは丸いのをやってね。」と形で役割を決めている姿も見られました。
かれこれ30分。用意したビーズが全部なくなるまで集中し飾っていた2人。
完成するとさっきとはまた全然違う雰囲気の作品に変身しました。
遊びが発展していくには、子どもたちが持っている力を引き出していくことが必要だなと感じます。
さらに、子どもたちが持っている力を引き出していくためには、様々な素材に触れ合った経験が大切になってくると感じます。
子どもたち同士で発展しあっていけるよう、たくさんの経験ができる環境づくり、丁寧な関わりを心がけていきたいと思います。(M.E)
Posted in 園のこだわり