◆10月2日(水)の子どもたち
2013年10月02日 水曜日
◆じっくりと。(つぼみ・ふじ1)
今日は雨です。でも、雨だからといって遊べないということはありませんね。遊ぶ場所や楽しむ所はたくさんあります!・・・という事で廊下に飛び出しました。昨日と同様に廊下という場所はかわりませんが、ちょっと環境設定を変えてみました。
今までは廊下全体が見えるような空間だったのですが今回は廊下を半分ずつに分け、片方はトンネル&登るスペース、もう一つは押し車等で思いっきり体を動かすスペースにしてみました。スペースを分ける事で目の前の遊びにグッと引き寄せられる姿があり、遊びも見つけやすいようでとても集中していました。
普段、見慣れた大人がそばからいなくなると心がちょっと寂しくなる△△くん。でも、小さな空間ということもあり、そして同じ空間にいるお友だちはみんな目的が同じということもあってか「ぼくもあれやりたい!」「次はこれ!」と安心して遊べていたように感じました。心も穏やかでニコニコと保育士に視線を送りながら、そしてお友だちの行動も気にしながら楽しそうに遊び込んでいる姿が印象的でした。
色々な玩具があり、自由に選べるスペースも楽しい環境ですが、子どもの日々の姿やその日の姿で環境を変えてみるのも大切ですね♪
ふたつのスペースを細い通り道で行き来し、無事出て来られた時の子ども達の表情はなんともいえない達成感の様な表情を浮かべていました。
K・E
◆初めての世界へ(ふじ1)
ビー玉だぁ・・・きれいだなぁ・・・☆
今日は2階のきく組の奥の部屋にあるダークルームという所に遊びに行ってきました。光や色を使い静かな部屋で集中して遊びこめる部屋です。そこには投射機で壁に光や色を映し出す事も出来ます。他にもライティングテーブルの上には子ども達が大好きなビー玉が置いてあります。
部屋に入ると〇〇ちゃんはビー玉に向かい一直線。目をキラキラさせてゴロゴロと掌で触ってみたり下からライトアップされている光と沢山のビー玉の光が集まっていてそれに喜び「わぁーーーー!」と表情までキラキラしていました。コツコツとビー玉をたたいて音が聞こえる度に驚きを隠せない子どもの表情に、「子どもたちの発見」って一瞬一瞬であって見逃しちゃいけないなぁと改めて感じることができました。
投射機に保育士が色の付いた玩具を乗せていると壁には大きく綺麗に形が映し出されます。それに興味を持った◇◇君は保育士の動作を見て自分で玩具を持ってきて投射機に置きました。そこまではできましたがそのあとどこに映るかがまだわからず「ここだよー!」と教えるととっても大きい影ができたことに驚いたのか、壁をたたき手で触ろうとする姿も見られました。
今日経験したことは大人になった時にどんな風に思い出すのかな?きっと記憶の片隅にもないかもしれないですが初めて見た光、影の世界に子どもたちの表示はとてもキラキラしていて一緒にいた私まで子どもになった気持ちになりました。
これからもそんな経験に少しづずつ興味を持っていけたらなと感じました。
(Y.E)
すご~いね❤
ジャンプが大好きです。
◆元気な音楽隊 (ふじ2・3)
雨の日が続いたので、ホールに行って楽器遊びを満喫してきました。大太鼓を2つ出してみんなでバチを両手に持って打ちました。あの広いホールにドドド・・・と言うすごい音が響きわたり、そのうち自分たちで奥の方からベルや鈴を見つけ出してきて鳴らし始めました。
そんな時に、年長のお姉さんたちがキーボードを取りにきたので、「お姉さんたち、弾いてくれる」と声を掛けました。大太鼓の近くに行って“園歌”を弾いてくれました。あれほど音を出すことに夢中になっていた子どもたちが、お姉さんのところによって行って弾いている様子をジーッと見ているのにはびっくりでした。曲に合わせて一緒に音を出せればいいなあと思って弾いてもらったのですが、お姉さんたちの弾いている姿に興味があったようです。キーボードと言う新たな楽器にも興味を示したようです。
お姉さんたちが立ち去ったあとは、“散歩”の曲を掛けて鈴やベルなどを持って歩きながら音を出してみました。楽しそうにホールを歩き回っていました。
最後に楽器を片付けながらみんなの大好きな“お風呂屋さんに行こう”の曲を掛けて踊りました。
好きな楽器で思いっきり音を出し、動き回り大満足です。M,K
◆3階そらぐるーぷにて(ふじ2、3)
昨日も今日も雨、外に出て遊ぶことはできませんが、窓から外を見て雨が降る様子を見て楽しそうにしている子ども達。
今日はホールで遊んだあと、3階の幼児組のそらぐるーぷまで手すりにしっかりとつかまって階段を一段一段がんばって上り遊びに行きました。そらぐるーぷには1階には無い物がいろいろあり、気になるおもちゃや場所に向かっていきました。最初は、ロフトなど大きくて目立つものに魅かれ遊びも集中していましたが、段々と周りに目が行き自分たちの好きな遊びや道具を見つけて遊び始めました。特に電車あそびは幼児さん達が色々な路線を作りあげていたので入れてもらい一緒に遊んでいました。線路の路線変更などおもちゃの使い方を年長さんが詳しく教えてくれていましたが早く遊びたくてどんどん進んで行ってしまいました。
突然お邪魔したにもかかわらず、優しく受け入れてくれた幼児組さん達の優しさに触れてふじ組の子たちもステキなお兄さん、お姉さんになって行くんだなと思いました。(Y,N)
◆雨の日も楽しいね♪ (きく)
今日は2歳の室内を開放して自由に遊びました。
廊下には平均台やはしごを設置しました。
廊下に出た子どもたちは平均台やはしごに挑戦!!
「こっちからだよ。」と渡り始める場所を伝えると一列に並んで渡っていました。
「じゅんばんこねー。」「まっててねー。」と自然と声をかけあっている姿が見られました。
平均台の渡り方はさまざまで、両手を広げてバランスをとりながらまっすぐ渡る子もいれば、横をむきながら「よっこあるき~よっこあるき~♪」と言ってゆっくり渡っている子もいました。
子ども達が大好きな動物の帽子もかぶりました。
〇君は「おさるさんがいいー!」と言って猿の帽子を被りました。〇君は猿になりきり「アーイアイ、アーイアイ おさ~るさ~んだよ~♪」と楽しそうに歌っていました!
たんぽぽ組には動物のパペットがあるのですが、動物の帽子を被りながら手にはパペットをはめて、パペットになりきって会話をしていました。「こんにちは。あなたのお名前は?」「一緒にあそぼう!」など普段より優しい口調で会話をしているのがとても可愛らしかったです♡
お天気はあいにくの雨でしたが、一人ひとり好きな遊びを楽しめました♪
(K.Y)
職員室で身体測定をした帰り道…。お兄さんお姉さんたちがダンスをしている姿をじっと見ていました!
◆いろいろなお友だちがいる (たんぽぽ)
ゆっくり…
今日は雨ですね!
子どもたちは「カサさしてきたのー!」とか「長靴はいて来たよ!」と嬉しそうに話していました。
今日はきく、たんぽぽのお部屋を開放して遊びました。
廊下には平均台とはしごを出し、それぞれ好きなところへ行き、遊びました。
たんぽぽ組のみんなは、すぐにみんなきく組へまっしぐら。
廊下で遊んだり、きく組のロフトで遊んだり、それぞれいつもと違う環境を楽しんでいました。
平均台を渡っていく子どもたち。
何人も並び、順番に渡っていきます。
すいすいと渡っていける子もいれば、ゆっくりゆっくり、自分のペースで渡っていく子もいます。
そんないろいろな子どもたちがいる中、みんなで渡っていくとどうなるでしょう…
ゆっくり自分で歩けるペースで歩いていた〇〇くんの後ろにいたお友だちは「早くいってー!」と急かしている様子。
でも早くはいけない〇〇くん。少し押されてしまい、泣きだしました。
いろんなお友だちがいるんですよね。
でもその後も渡っていき、今度は後ろにいるお友だちに「待っててねー!!」と大きな声で伝える〇〇くん。
後ろで並んでいた子どもたちも待つことができ、〇〇くんは無事に渡りきりました。
いろいろな子どもたちがいて、その中で生活していく中にそれぞれに学ぶことがある。
ゆっくりゆっくり進んでいくお友だちのことも見守りあえるように、今日は学んでいった子どもたち。
そんな子どもたちの姿を見て、私たち大人も学ぶことはたくさんありますよね。
いろいろな発見を楽しみにしています。
(H.K)
◆つづきは明日!(うみグループ)
造形コーナーで子どもたちが集中して取り組んでいるものの一つに“コマ作り”があります。
ジュースのふた、折り紙など様々な素材を使いますが、“明日はこうしてみよう”“模様つけてみよう”などと毎日、期待、喜びで満ち溢れている子どもたちです。
「もっとかっこよくするんだ!」と、コマ作りをはじめる〇〇君と△△君。数日前から作っていた物を握りしめ、やる気満々にっこり笑顔!また、どんなものにしようか…ちょっぴりドキドキな二人です。
はじめに、マジックで模様を描いていきましたが、「なんで回すとこんな色になるんだろう?」「どうやったら虹みたいになるんだろう?」と、色を塗っていく度にたくさんの不思議がでてきます。
探求心が満ち満ちてくる〇〇君と△△君。「これとこれ混ぜてみよう!」「茶色は使わない方がいいね」
悩み、考え、塗っては回し塗っては回し…その時間約20分!すごい集中力です。結果…
「虹みたいにならなかったねー」「でもこれすごいよ!きれい!」
虹にはなりませんでしたが、新たな発見ができたようです。
「また明日もやろうぜ!」
そんな達成感に満ち溢れる二人を見ていると微笑ましくなります。子どもが集中して取り組んでいけるもの、取り組める環境を大切にしたいと感じた瞬間でした。
T.N
◆上手にできたよ!!(にじグループ)
そらグループで積み木で遊んでいたもも組の子どもたち。
次のあそびに移動しようとお片付けを始めたのですが、同じ入れ物にいろんな種類の積み木を入れてしまいました。
「同じものどおしで片づけてほしいな」と伝えると、近くにいたそらグループの子どもたちが「ここにしかくだけ」「線路はここ」と教えてくれました。
おかげでとってもきれいに片づけることが出来ました。
困っている人に優しくする
教えてもらったことを素直に実行する
当たり前のことですが、大人になると何故か出来なくなってしまう・・・
不思議ですね。
子どもたちを見習って、素直に伝える力・聞く力をつけていきたいなと思いました。
(E.Y)
◆恵みの雨。(そらグループ)
あいにくの雨・・・と、ついつい大人は思ってしまうのですが、子どもたちはそんなことはないようです。
園庭に行ける時間になると、いつも真っ先に園庭へ向かう〇〇くん。
園庭に行くまでの30分は、お友だちの遊びを見ていたり、色々なお部屋に行ってみたりして過ごしていることが多かったのですが、今日は雨。園庭には行けません。
〇〇くんは保育士に「◆◆ちゃんたちがこの間カプラで作ってた大きいやつ作りたい!」と言いに来ました。お友だちがやっていることをよく見ていたしるしですね。
床の上にビニールテープでまるく線を描き、その上にカプラを並べていきます。
その様子を見て、何人かの子どもたちが集まってきました。
一緒に組み立てていくと、だんだんと高さが出てきます。
「こっちぼくやるから、そっち側◇◇ちゃんやって!」など、協力して取り組む姿も見られました。
給食の時間まで1時間30分、ひとつのことに取り組んだ〇〇くん。
もしかすると、園庭に行けなかったからこそ見ることができた姿だったのかもしれません。
集中力が続くようになってきていることも、長い時間ひとつのことに取り組むことができた一つの理由かもしれません。子どもたちひとりひとりの成長や発達を見ながら、遊ぶ環境を提供していくことの大切さを感じました。それとともに、時間にゆとりをもってじっくりと遊びこめるようにしていきたいと思いました。
今日の子どもたちの姿は雨がくれたプレゼントだったのかもしれません。(M.E)
Posted in 園のこだわり