★カラフル☆パラソル★
2013年08月21日 水曜日
梅雨の時期、傘を子ども達に提供(子ども達のセンスで色付けし世界に一つだけの傘を作りました。)
1・傘の色付け(あえて最初に、保育士が傘に色付けを行っていると「なにやっているの?」と子ども達が興味を示しました。そこで、「この透明の傘に色塗ると良いかなと思って…。」っと言うと、「そうだね。ぼくもやりたい。わたしもやりたい。」と子ども達が自由に色を塗りだしました。マジックペンを使用し透明感が出るようにしました)
2・「ここは、この色で塗るんだ、この色は綺麗だね、次は青!」子ども達の中の順序が明らかに(それぞれの好きな部分や場所を色付けするのですが色使いや順番はオリジナリティが出ます。組み合わせ、色の変化が子ども達にとって成功であったり失敗であったりその反応が面白く、気に入らない色を別の色で塗りつぶす子、気に入らないと感じたらその隣に好きな色を塗り、色の選択ミスをなかった事にする子など様々でした)
3・一人ひとつの傘ではなかった(集団で一つのものを作り上げる、また、集団で遊ぶことはトラブルが生じることもあります。好きな色を塗るのも他児とのコミュニケーション・意思の疎通が行わなければ成り立ちません。「ここはぬらないで。」、「このいろはつかわないで。」そんな否定の言葉も出てきます。そのような思いは話し合わなければ伝わりません。喧嘩をしたり、葛藤し合いながら色ぬりが終わります)
4・塗り終わった後、傘を回す子ども達(傘を回して傘の色を確かめていました。すると、「キレイ!」・「にじいろになった!」・「あれ?むらさきがいっぱい?」傘を回すことで、色が混ざり合います。その不思議に素直に喜ぶ表情は輝いています。何故色が変わるのか?そこに強い探究心は出てはいなかったようです)
5・曇り空の下で(色塗りを終えた子ども達。「外に出てみると良いんじゃない?」と声をかけると、表情も曇り空が晴れたように明るくなりました。そして、空に傘をかざす子ども達。綺麗な物を見ると不思議と静かになるように子ども達は少しの時間傘の色を確かめていました。また、閉じるときれいという発見もありました。閉じると色が混ざり合うその瞬間を見逃さない子ども達の観察力は大人も顔負けです)
6・傘遊び(しばらくすると傘を持って歩き出しました。その表情はニコニコの笑顔です。「僕達の傘」「私達の傘」それぞれが自分の傘という表現ではない所がとても興味深かった所です。自分のものではなく共同の物。その境界線の理解が見られました)
k☆Y
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