ドイツ研修 Part8 ~まとめ~
2013年07月31日 水曜日
ドイツの保育園、幼稚園はどこに行っても同じような保育環境が整っているのには、驚かされました。
ドイツでは陶冶プログラムがしっかりいています。
法的強制力はないのですが、どこの園長先生もこれをよく読んでから園にあったものや地域にあったものを取り入れているようです。
陶冶プログラムは、厚いもので7割ぐらいが現代における子ども環境、時代背景があり、それに基づいて求められる子どもの力が分析されています。
後の3割で、その具体的な取り組みが示されています。
その他にも、どんな風にやるのかを具体的に書かれた教科書のようなものもありました。
そしてそれに対して必要なものを州に言うと揃えてくれるそうです。
どの園に行っても同じような道具がきちんとセットされていました。
それに先生が考えて作ったものや材料を足したりしています。
陶冶プログラムがなされているかを教育スポーツ局の人が回って見に来るそうです。1人12,13園を担当し、あまりにもかけ離れていたり、可笑しいと思われるところがあるとコンサルタントが入って改善していくようです。
そのため、保育がどこへ行っても同じような感じで進められ、安定した保育が見られます。
どの園も園長先生が、自分の園の成り立ち、歴史的なことから、1日の流れ、保育内容、保育目標なだをきちんと把握され、話されている姿やどの園も同じようなことをしっかりやっており、そのブレのなさには驚きました。
ドイツでは、園としての保育の目的や内容、子どもに対する考え方などが、統一され、しっかりと根付いているのを感じました。
親としても、これならばどこの園に通わせても安心感があると思いました。
ドイツの保育内容、環境の良さを知ると同時に、日本の保育についても考える機会となりました。
ドイツの良さと日本の良さの両方を味わいながら、その良さをどう今後の保育に生かしていけるかを考えていきたいと思いました。
いい機会を与えて頂いたことに感謝いたします。
M.K
Posted in 園のこだわり