2013欧州で保育を学ぶ旅②
2013年06月20日 木曜日
美術館巡りを終えて、回廊を歩きながらベッキオ橋を渡ります。「古い橋」の名のとおり、現在の橋に架け替えられてから600年、いつの時代もにぎわっていたのでしょう、当日は晴天の日曜日のお昼時とあって、橋上は観光客でごった返しています。橋を渡りきった左角にあるジェラートショップに今年も立ち寄りました。甘党と左利きと注文するものは好対照で、それぞれが一息ついてフィレンツェの休日を堪能しています。
路上でサンドアートを披露している人を見かけました、昨年訪れた時に居た日本女性はその後どうなっていることでしょう。中心部にあるドゥオーモ「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(花の聖母大聖堂)」広場のレストランでイタリアン昼食をいただいて、大聖堂を参拝しました。荘厳な室内に光をもたらすステンドグラス、クーポラ(大円蓋)の内面には『最後の審判』のフレスコ画が描かれています。参加者の中にはク―ポラやジョットの鐘楼へ階段で上って眼下に眺めるフィレンツェに感動したと話してくれる方もいました。
今回の視察研修はベンツ製小型貸切バスで移動ですから、フィレンツェ市街を一望できる高台、ミケランジェロ広場へ足をのばしました。ここからの眺めはフィレンツェを紹介する写真やテレビ番組で目にするショットです。イタリア・トスカーナ州の州都、その歴史は紀元前にさかのぼる世界の古都フィレンツェ、大聖堂の鐘の音を思い出しながら、バスは北西30km先のピストイアを目指します。
ピストイアへ行く途中に、イタリアが生んだ世界的に有名な「ピノッキオ」を生んだ、カルロ・ロレンツィーニが幼少のころに過ごした場所にある「ピノッキオ公園」の入口周辺を散策しました。トスカーナのぶどう棚が連なる丘に囲まれた緑豊かな台地に、高さ20mはある木製のピノッキオが来園者を出迎えてくれます。お土産物屋さんのピノッキオ関連グッズの中に、育子園の受付で是非使いたい木製ペン立を見つけました。木の切り株にピノッキオが座っていて、その場で名前を書いてくれるというので育子園らしく、『Mimamoru Hoiku Ikujien』と書いてもらいました。もう一つは木製壁掛け身長計、子どもたちの成長をイタリアからピノッキオが見守ってくれているようです。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ