2013欧州で保育を学ぶ前旅⑯
2013年06月17日 月曜日
アムステルダム中央駅からパリ北駅行きの国際列車タリスに乗って、ベルギー・ブリュッセル向います。ホームからFace Timeで翌日21時にイタリア・フィレンツェで合流する、保育視察団のメンバーに連絡してみました。すでに成田空港近くのホテルにチェックインしていて、全員予定どおり出発できそうだと元気に語っていました。
国際列車タリスの車内はワインレッドで統一されたお洒落な空間構成、≒2時間の乗車時間でブリュッセル・ミディ駅にあっという間に到着しました。駅舎にはブリュッセル名物のワッフル屋が数店舗あり、前を通ると甘い香りが漂ってきます。ホテルは市の中心部ブリュッセル・セントラル駅近にありますから、地下鉄4号線に乗って移動します。一日乗車券は2ユーロ、自動券売機で簡単にカード決済できます。改札口の無いのか欧州鉄道ですが、地下鉄はほとんどの国で改札等があり刻印して構内に入ります。
ブリュッセル・セントラル駅の大階段は美術館にでも居るようなひろがり間のある趣です。各駅には、「青」「ピンク」「オレンジ」「黄緑」のシンボルカラーが柱にディスプレイされていて、構内のゴミ箱もこの4色で分別されているので統一感があります。
駅からほど近い場所にある、69mの2つの塔を持ったゴシック様式のサン・ミッシェル聖堂はグランプラスから徒歩約6分ほどの場所にあります。近代的な建物に隣接した大聖堂は1226年に着工し、建設期間≒300年の長い年月を経て15世紀に完成したそうです。その荘厳な建物とともに、1200に及ぶステンドグラスが有名です。1992年には現国王のアルベール2世(在位1993年~)の長男のフィリップ皇太子の結婚式も、この聖堂で行われ、首都を代表する大聖堂です。観光客が切れまなく訪れる堂内に入ってみると、ヒンヤリとした空気感の中で、ちょうどパイプオルガンの音色と聖歌隊の歌声が響いていました。寄進しロウソクに火をともしてから、席に座って心を落ち着けて聴き入ると、人と人、国と国との争いなどがいかに愚かかことかを感じずにはいられませんでした。
清々しい風が吹き抜ける大聖堂前庭には、小学生のグループは黄色の蛍光ベストを身に着けてランチタイムを楽しんでいました。安全確保のために他の場所で見た校外授業中の子どもたちも蛍光ベストを着用していました。に設置してある木製ベンチはビーチサイドにあるようなリクライニング形状をしていて、座ってと言うよりも寝てみると、若葉の葉裏が輝いて揺れていました。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ