ステキな◯◯との出会い…
2013年06月17日 月曜日
案内してくださったのは、市庁舎と一緒に案内してくださったアンナさん。
幼児を中心に案内をしている方で三才から参加できるアクティビティをアンナさんが考えて子どもたちが楽しく歴史や美術品に触れ合うことができるように…という思いでやっていらっしゃいました。
芸術と一緒に遊ぼう!inマリーノマリーニ‼
ということで、私たちにも普段子ども達に説明をするように…そして、歴史もおりまぜながら案内をしてくださいました。
新しいものと古いものの融合
第二次世界大戦の時代を生き抜いたマリーノマリーニさん
絵描きさんとして、世界のものは色から始まる!リアリティ現代的なものを求め絵を描いていたそうです。
作品のテーマは生涯3つしかなかったそうです。
・サーカス
・馬に乗ってる人、騎士
・おもちゃ
…3つの限られたテーマだけで描き続ける…揺るぎない理念ともとれるマリーニさんの生涯に言葉を失いました。
では、いったいどんな人なんでしょうか?
カップルの名が旦那マリーノさん、妻マリーナさん。
マリーノさんはマリンの帽子をかぶっていたそうです。
マリーナさんはとてもべっぴんさんで帽子好きなおしゃれな年下の奥さん。
2008年94歳だった彼女は”第二次世界大戦の時自転車で逃げたのよ!”と伝えていたそうです。彼が亡くなった後も世界を飛び回って彼を有名にした、逞しく美しくもあり素敵な女性でした。
2人は子どものためのミュージアムを探し求めていました。そして第二次世界大戦のさなかピストイアのこの地にミュージアムを開く地と決めたそうです。
現在この美術館には年間6000人の子どもたちが”素敵なものを素敵だと思うこと”を求めて、美術品や歴史に初めて出会います。そして子どもたちはまたこの美術館にもどってくるそうです。なぜならこの感激したこと、学んだ歴史を両親または、おじいちゃんやおばあちゃんたちに伝えたくて連れてくるということなんです!
素敵なものに出会った時、みなさんはどんな気持ちになりますか?
大切なひとに伝えたい、同じ気持ちを共有して欲しい、そんな気持ちになりますよね*。素敵な出会いを共有できる場所があり、その心を大切にするピストイアの人々の心に触れることができました。
子ども達には
馬と騎士が有名なのでアンナさんは馬と人について聞くそうです。
子どもへ動物とお友達になること!へ持っていくとおっしゃっていました。
そして平和教育へと繋がっていくとも、
子どもが感じるものは馬と人には平和を、馬と騎士が合わさっているものは危機感を感じるとおっしゃっていました。
また、芸術に関する子どもの本が図書館におかれていたり、実際にアトリエで
デカルコマニーをやったりしているそうです。驚くのはその素材です!着色料は卵、食紅と酢で作ってあるそうです‼10人ずつ座って体験を通し感じるもの…もあるみたいです。それは…。
わざとじゃなくてパッとなったものが一番おもしろい!とマリーノマリーニさんが言った…と子ども達に伝えると、子どもたちは適当だ!と喜んだそうです。
マリーノマリーニさんは子どもの気持ちを常に持っていたんだなぁと感じました。
67歳の時に描いた絵…遊びのエモーション、赤いおもちゃの絵!をベットサイドに飾ってあったそうです。
<絵と色と遊ばないといけない、色の音を聞かないといけない、身体の動き
音楽をならしながら身体を動かしどんな絵か想像して描かなければいけない。>
例えば、描いている最中にどんな身体の動きがあったか子どもとやってみたり。楽器を持って来てイメージを表現したり。
マリーノマリーニさんは
戦争で人と動物の関係が悪くなってきたと思っていたそうです。
馬と騎士の関係が悪くなってきたのは戦争のせいだ!人は戦争をすることがいけない!そう感じたマリーニさんは
子どもたちのために神話をつくったそうです。
馬と騎士、古代の話しという設定でつくられたそうです。
そして”馬と人をモチーフにしている人がもう一人います!
ピカソです‼ピカソも馬と人をモチーフとしているそうで、マリーニさんはピカソとインスピレーションがあったのだと思う、とおっしゃっていました。
そして最後に、
ピストイアは魔女が好きな町とされています。魔女を大事にしていて、8月24日はこどもの日伝統ある行事になって伝説を語り継がれているそうです。
子どもと歴史を大切にする町…ピストイア!ステキな町に出会うことができました。
K・S
Posted in 園のこだわり