ラゴマゴ保育園Part1
2013年06月19日 水曜日
ラゴマゴ保育園は0〜6歳の流れある教育(一貫教育)のようで、楽しみにしていた研修のひとつでもありました。
私たちが見学させて頂いたのは0〜3歳の乳児の建物でした。3歳〜6歳は隣の建物で保育をしていて継続的に過ごしているそうです。
まずは生後3ヶ月〜1歳の部屋!
いちばんちっちゃい子たちの部屋で”やわらかいへや”をセプションに作られていました。外に行きやすくなっていて、いきたい時にすぐに行ける環境になっていました。玩具は子どもたちがすぐに活動、遊びに入れるような配置に置かれていて、手の届きやすい、遊びたいなぁと思わせるような配慮がされていました。
部屋の中心に位置するのは食事のスペースでみんなここで食事をします。
そして、奥が1歳〜2歳の部屋で、そこはオープンスペースになっていて、コーナーごとに分かれていました。お話しの部屋があったり、リサイクルゾーン(工作室)があり、子どもの年齢によって素材が違ったり、子どもの様子によって素材が増えていくそうです。好奇心がばくはつする時期だからこそ、子どもたちの発見に大人が付き合うことを大切にしていると聞いて、私も今2歳児クラスをもたせて頂いていますが本当にその通りだと感じました。子どもの発見は違い、好奇心をもったことに飛びついていきます!共感し、とことん付き合っていくことが大切な時期で好奇心が成長に繋がっていくということを再認識しました。
2歳〜3歳は2階に部屋があり、表現の部屋、工作部屋、おままごとの部屋、図書室の部屋(会議をしたり、日本で言う朝の会やおやつを食べる部屋になっています)音楽の部屋、そして、光と影の部屋があり、奥にはお昼寝の部屋がありました。
朝の活動が終わると、9人ずつ別の活動をします。入園の時からの9人グループで少人数で落ちついた環境で家族的雰囲気を大切にしていました。そして1年を通して継続して行うことを重点においてました。
今日はこの9人のグループはおままごとの部屋で遊びます。と決まると、一週間同じ部屋で遊んでいくのです。今日遊んだ遊びをお家に帰ってから何して遊んだか振り返り、そして、明日はこうやって遊んでみよう!と考えているそうです。遊びの連続性があり集中して遊び込めるとおっしゃっていました。
一週間おなじ遊びの空間なので、この遊びじゃなくてあっちであそびたい!という子はいないか聞いたところ、今のところは無いそうです。その理由が、あの子とあそびたいという友だち関係が出来ているため1人だけ違う場所に行くことはなく、一週間遊び込めるため満足し、次の遊びへ行けるそうです。「もし、あった場合はその子の意見を尊重します」とおっしゃっていました。私が感じたのは、どこも魅力あるれる部屋ばかりで、実際に遊びたいなぁと感じるほど!そして玩具が充実していて、素材がたくさんあるなと感じました。遊びに終わりがなく想像力によって遊びも変わっていくような環境になっていて子どもにとって魅力がある環境ではないかと感じました。
部屋の環境は大きくは変わらず、小道具や素材が変わるだけで、”変化ではなく、加える”そしてこの環境は、子どもたちの様子を観察しコーディネーターと研究していった結果の環境なのだそうです。
Part2では実際に見たこと、体験したエピソードをお伝えします。
K・S
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