てんとう虫のえがお Part1
2013年06月10日 月曜日
さらさらと川が流れ、山々が見えるのどかな風景のピストイアの中に、てんとう虫幼児教育学校(日本で言う幼稚園になります)があります。
イタリアにきて初めての施設見学!のどかな雰囲気の中見学スタートです。
てんとう虫幼児教育学校の由来は、緑の中にある園というイメージから1970年代に立てられ2006年に、それぞれ年の子に合わせて環境を整えられるようにと改修工事をしました。学校全体のテーマは自然*ということ、年間を通したプログラムもありその年に応じた環境を整えていることを聞き、環境設定を学ぶチャンス‼何か育子園で生かせる環境があるか楽しみです。
案内してくださったのが園のシモーナさん。(今週で夏休み入りお休みになるため集大成で先生方もバタバタしていると説明もありましたが保育室内に入ると暖かく声をかけてくださり歓迎してくれました。ありがとうございます。Grazie!)
☆クラスは
3歳クラス/3〜4歳はねこ組
4歳クラス/4〜5歳はくま組
5歳クラスは5〜6歳はライオン組
と分かれていました。
3歳→4歳→5歳のクラスの順に見て行きました。
入り口がそれぞれあり、そのスペースがコミュニケーションの場となっていました。
パネルに子どもの写真がのせてあり、どの子が同じクラスの子か分かるようになっていました。保護者のコミュニケーションの場にもなり目でみてわかるっていいですよね!また、自分の写真がついたハンガーに自分でリボンを飾り付けしたり、自発的にやりたくなるような工夫をして成長を促すように考えていました。子どもにやらせる!ではなく子どもたちがやりたいと思わせる仕掛けが隠されていました。保護者に読んでもらう本が置いてある図書コーナーがあり、「あの絵本よかったわね」「この本いいわよ!」と親が借りた内容とかを保護者同士のコミュニケーションのひとつとし設置してました。・給食の食べたものをチェックしたリストが置いてあり保護者が見れるようになっていて、si→食べた、no→食べないを記入する形になっていました。大人が子どもの情報を知る場所、大人のコミュニケーションの場所として使われているとおっしゃっていて、子どものためでなく大人のための配慮も見られ、考え方の違いに痛感しました。
日本には個人情報と捉えてしまうでしょうが、この園では自分の子だけでなく他の子の成長を喜び合う場所を大切にしているということ、日本にはない考えだと同行の職員も言ってました。
それぞれのクラスの動物の置物やぬいぐるみなどが置いてあり、遊びごころについ「かわいい♡」と言ってしまうほど。
年齢によってテーマがあり、そのテーマが3歳→4歳→5歳とつながりがあるなかで変化していってました。子どもの様子や年齢の特色をとらえ環境を作っていること…そのつながりがとても大切なことだなぁと感じました。
たくさん見させて頂き書くことがたくさんになってしまったので、Part2に続きます‼
K・S … 6/3…記
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