2013欧州の保育を学ぶ前旅②
2013年05月28日 火曜日
最初の目的地はノルウェーの西岸、フィヨルドの玄関口ベルゲンですから、空路パリからオランダ・アムステルダムへ、さらにアムステルダムからベルゲンへのフライトが待っています。このルートだとほぼ一日かけて、3路線を乗り継いで移動することになるので飛行機・空港好きにとってはたまらない楽しい時間です。旅は目的地にたどり着くのも大事ですが、それまでの道のりが楽しく大切だと常々感じています。それは子どもの結果を重視しない育児・保育、子どもの発達過程こそを大切にしている世界標準の保育スタンスに似ているようです。
パリに着いて海外ルーターを接続してみました。今回も3年前から数回使っている海外専用WiFi会社を持参していますが、長期間利用だと1契約にルーター2個を用意してくれるので、何かのトラブルの際には心強い会社です。PCとiphoneにパスワードを入力するとさっそく育子園から連絡・相談メールが届いていました。園舎内の環境設定提案で1階0・1歳児用の掲示板取り付け位置と工事の内容が写真入りで送られてきましたから、一目瞭然で確認できました。
29番ゲート近くで待機していると、同ゲートから先発のニース行搭乗手続きが始まったのですが数名の人が搭乗を断られています。尋ねてみるとアムステルダム行が先に出発することになったというのです。掲示板はニースが先に載っているのに…、予定外の展開でしたが定刻より20分早くKLMオランダ航空は出発しました。
わずか70分のフライトですが夕刻とあって、お洒落なディナーが提供されました。ほとんどの乗客が飲み物を堪能できないままで着陸準備と相成りました。アムステルダムの空の玄関スキポール空港には先月、皇太子ご夫妻がウィレム・アレキサンダー国王陛下の即位式へ参列のため利用されたばかりの場所です。次のフライトまで90分、いつも代官山で利用しているコーヒーショップで一服、ロゴは同じなのですが緑色のあのトレードマークがないのが少し気になってはいました。
当日3回目のフライトはベルゲンまで100分、21時発なのに夕方のような明るさ、日没までにはまだ時間がかかりそうです。なんと本日4回目の機内食、ご丁寧なメニューカードを見て嬉しくなりました、なんと「そばヌードル&スモークサーモン&黒ビーンズ」、サラダ感覚の蕎麦プレートが出てきました。グラスもガラス製、ナイフ等も金属製を使用している「こだわり」はKLMに対してさらに好印象を感じました。
お隣の欧州人風の方はナイフ&フォークで音も立てずに召し上がっていましたので、ここでは欧州風に倣いました。
日本の常識では遅すぎる夕焼けの「なごり明かり」のおかげさまで、ノルウェー西岸の北海に大小さまざまな島々が手に取るように」浮かんで見えてきました。ながめていると、生まれ育った瀬戸内海の3,000島にもおよぶ島々の風景と重なってきました。
アナウンスが流れ安定したフライトで着陸態勢に入りました。これまで訪れた最北地、モスクワを更新しいよいよ北緯60度の街へ降り立ちます。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ