日本仏教保育協会の集まり①
2013年05月22日 水曜日
(公益財団法人)日本仏教保育協会の社員総会・研修会に参加しました。会場は例年どおり芝の増上寺、今年も参拝させていただくことができました。最初に参会者一同が宗派を超えて「三帰依門」を唱和し、この一年間にお亡くなりになった方々へ黙とうをささげてから総会が始まりました。全国には1,166カ所の仏教保育教会に加盟している幼稚園、保育園があります。
平成24年度の事業報告では、①生命尊重の保育推進 ②活力ある日仏保 ③魅力ある日仏保 ④国際交流・社会貢献のできる日仏保 という基本理念に基づき活動を展開しました。④の活動では24年度もインド仏跡参拝・ブッダガヤ菩提樹学園35周年法要が行われ、育子園からも保育士が参加しました。
決算報告では財団法人から公益財団法人へ財務諸表が移行され勘定科目等が変更されていました。
平成25年度事業計画・予算(案)では、全国的に見ると園児が減少している園が多く、今後の活動に影響を与えることが予想されます。
宮城支部からは全国からの義援金の御礼と3.11からの復旧と今後の課題について報告がありました。
研修会では真言宗豊山派で幼保連携型認定こども園全国認定こども園協会長さんから、子ども子育て関連三法関連で国では第1回子ども子育て会議が5月8日に開催されました。埼玉県で幼保連携型認定こども園「子どものもり」を運営されている状況をお話しくださいました。文科省と厚労省を内閣府が取り持って推進しています。育子園にも調査書がきましたが、全国で3割の園を調査して基本資料を作成することになっています。
今後は基礎自治体で子ども子育て会議が開かれ、その地域に応じた保育を提供していくことになります。平成27年度以降に幼稚園教育要領と保育所保育指針を統合し保育要録になり、幼稚園教諭と保育士を統合し保育教諭になるようです。さらに小学校教育との連携を強化していくこと相互理解を深めることになります。新成長戦略では、2020年までに女性就業率を高め、乳幼児施設の増設が必要と試算しています。保育料の無償化、保育者の給与改善など消費税増税と関連する事柄です。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ