男の子と女の子の違い③
2013年05月15日 水曜日
男の子と女の子への接し方についてアエラキッズで特集していました。花まる学習会代表の高濱正伸先生は、
①男の子には「好き」を伸ばしてあげること…周りを気にせずいつもマイペースな男の子の気質、特徴として落ち着きがない、勝ち負けにこだわる、好きなことしかしない、オタク傾向がある、行動が遅い、理屈っぽい傾向がります。やる気スイッチの入れ方は、話の筋道が通っていないと納得がいかないので、疑問に対して曖昧にせずにきちんと対応することです。好きなことにはとことんのめり込むので、好奇心と成功体験を積み重ねることが大切です。
ノーグッドは、ミスをことさらとがめること、集中力が途切れやすい傾向にあることを理解して接しましょう。むやみにせかしてしまうのは効果的ではありません、男の子は何よりも楽しいという思いがモチベーションの原点にあるのです。
②女の子には「共感」がポイント…相手や周りのとの「関係」が気になる女の子の気質、特徴として、おしゃべりが好き、カワイイものが好き、周りと一緒が好き、面倒見がいい、答えを欲しがる、お姫様扱いが好きです。やる気スイッチの入れ方は、勝ち負けにこだわる男の子と違って、女の子は自分をどのように見てくれているかが大事です。具体的に褒めてあげることで自分を見て理解してくれていると感じ気持ちが前向きになります。
ノーグッドは、上から目線で叱らないこと、女の子は共感性を求める傾向が強いので上から目線で一方的に言われると、拒絶反応を示します。心情や心理状態も受け止めながら、応援するような声かけが大切です。答えを先に言ってしまうのもよくありません、女の子は周りへの気遣いもする一方で、人に頼りがちな一面があります。「答え」の出ない状態にも不安が生じやすいのですが、安易に助け船を出してしまうと、子どもの考える力や意欲をそいでしまいます。特に難しいのは母と娘の関係で、良かれと思って愛情を注ぐ母親のことを子どもは過重に感じることがあります。
殉教者としての母親は、家庭のために頑張っていることを語り続けやすいので娘は自分も母親を苦しめている一人ではないかと罪の意識にかられてしまいます。
騎手としての母親は、自分がかなわなかった夢や希望を娘に託すあまりに、騎手のように手綱を握り娘は母親の代理としてひたすら走り続けなければなりません。
同志としての母親は、一見すると同志のような絆で結ばれた仲の良い関係のように見えるのですが、母親の一方的な想いの場合があります。娘はその母親の前で同志を演じざるをえず、受験や就職、結婚に至るまで母親は二人三脚を装いながら、同志関係を娘に求め続けるのです。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ