男の子と女の子の違い②
2013年05月14日 火曜日
男の子と女の子への接し方についてアエラキッズで特集していました。原宿カウンセリングセンターの信田さよ子先生は、「男の子だから」「女の子だから」という言い方で安易な理由ずけをしないことです。昔は親族やご近所など身近に子育ての指南役がいましたが、核家族化によって、母親一が育児の負担を背負っています。理解しがたい子どもの言動を性差でかいけつしようとすると、その安易さが子どもの心を傷つけたり自立を妨げたりします。
男の子に対するノーグッドとして、
①頭ごなしのガミガミ…男の子はしっかり育てなきゃ、と思うあまりにそうしてしますのですが、頻繁に行うと子どもは、自信や自己肯定感が持てない子どもになってしまいます。
②叱りはするけど、結局は甘やかし…たとえば、ちゃんと片付けなさい!と叱っておきながら、男の子だから仕方ないかと、親が片づけるのは子どもを混乱させる二重基準です。男の子のもお手伝いをさせましょう。
③可愛くて可愛くて肩代わり…遅刻をしないようにといつも起こしてあげたり、忘れ物をすればすぐに届けてあげたり、親の肩代わりが問題です。親は愛情行為と思っているのですが、男の子への行き過ぎた可愛がりが、自立を阻んでしまします。失敗を経験させることも大事です。
④ありがちNGワード…どうしてできないの! なんであなたはいつもそうなの! いつになったら一人でできるの! そんなことしなくていいの!
女の子に対してありがちなノーグッドは、
①できて当然、私の子だから…母親自身が躾等が厳しい家庭で勉強や運動が優れていた母親に多いのが、自分ができるのだから娘もできるだろうという思い込みです。なんであなたはできないの!という一言が、心を深く傷つけて母娘間に深い溝ができることがあります。
②お願いだから!と過重な期待…習い事や進学など母親がなしえなかった夢や希望を娘に託し、自分の理想を押し付けようとして、あなたのためにと言いながら、実は自分のために過度の期待をかけないことです。
③つい張り合ってムキになる…女の子は男の子に比べて口が達者、鋭い指摘をしてくることもありますから、つい母親のほうがムキになって子どもと対等にケンカしてしまうことがあります。大人として一歩引いて心の余裕を持ちましょう。
④ありがちNGワード…○○ちゃんはできるのに! なんでそんなことするの! ママの言うとおりにしなさい! どうしていつもパパって(夫の愚痴)
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ