男の子と女の子の違い①
2013年05月13日 月曜日
男の子と女の子への接し方についてアエラキッズで特集していました。多くの母親は落ち着きがない男の子にハラハラし、男の子を理解しずらいと感じ、同性の女の子のことも解ってはいるつもりでも、扱いにくさを感じて居るようです。明治大学教授で教育カウンセラーの諸富祥彦先生は、男女の発達過程は脳科学的にも発達心理においても性差が生じます。性差を理解して接することを怠ると発達に悪影響を及ぼすことになります。
子どもの成長に合わせた親の基本姿勢として、
①ラブラブ期(0~6歳くらい)…心の土台をつくる乳幼児期、親の愛情が不可欠。男の子には、お母さんは恋人のように接してあげ、「僕はお母さんから愛されているんだ!」と実感できると、どんな困難に直面しても踏ん張れる子どもになります。女の子には、愛情をたっぷり注いであげることで、心の安定の上でいろんなことにチャレンジしてみようという自信につながっていきます。
②しつけ期(6~12歳くらい)…ラブラブ期で育まれた安定感の上で、男の子には自分で解決方法を考えさせること、親が何とかしてくれると思いやすいので、自立と責任を育てる接し方が大切です。女の子には、我が家のルールをきちんと意識させる時期です。女の子は友達関係を気にする傾向が強く、周りに合わせないと不安になりがちですが、友達の家と我が家とは違うということを親がブレずに伝えることです。
「今は親自身が未熟で大人になり切っていない」と厳しい指摘をされています。たとえば、生意気な口を利く娘に腹を立て、売り言葉に買い言葉で子どもと対等にケンカをしてしまうケースです。注意したいのは1つなのに、怒りの感情が加わりあれもこれもと、しまいに収拾がつかなくなってしまうのですが、「つい感情が募って」は、子育てにおいていは厳禁です。さらに気を付けなければいけないのが、きょうだいの比較で、子どもの心に大きな傷を残すことになります。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ