数字の始まりもzeroから
2013年05月22日 水曜日
私は、様々なクラスに入り保育のお手伝いをさせて頂く事があるのですが、ある時は一日に0〜6歳児の各クラスの子ども・先生方と出会うこともあります。
どのクラスのお手伝いに入るにも最初は沢山の期待と共に不安もありました。
しかし、何よりも子ども達の姿がその不安を打ち消し、先生方が優しく受け容れてくれますのでそんな不安も今では嘘のように無いのです。
先生方には勿論のこと、子ども達にも見守られているという事を強く実感する毎日です。
こうして0〜6歳児の発達に定期的に関われる事が出来る今、以前の自分自身の発達の捉え方や子どもに対する対応・見方にも変化がありました。
それは、子どもの発達を目の当たりにしたことによるものでした。0〜6歳児と触れ合いますので、「寝返りがうてない0歳児」〜「高い所によじ登りジャンプする幼児」その姿を改めて考えてみると言葉では言い表せる事は出来ない程の不思議があります。
「成長」というといつの間にかという言葉がよくセットとされていますがその「成長」を感じた瞬間がいつの間にかであってもそのいつの間にかを探し、忘れないことも必要だと感じました。
私自身、各クラスにお手伝いさせて頂けることで子どもの姿がそれ(成長・振り返りの大切さ)を教えてくれるのです。
0歳児ならばまだお腹にいた時のエコー写真で見れた産前の様子(大きさ)を見て喜んでいたあの頃を振り返り、6歳児ならば数え切れない日々や成長の過程を振り返る…そうすると今あるべき姿にどう関われているだろうかと疑問が生じます。
以前の関わりも、勿論過程を大事にと心掛けていましたが0〜6歳児の子どもの姿を頭に描いていれたかというと難しい部分もありました。
0〜6歳児の過程を頭の中で描かず見た子どもの姿(集団の中の違った一部とした見方・クラス範囲のみの見方)だけに囚われてしまうと「出来る」「出来ない」での見方となっていきがちで、子どもにとって一番ベストだと思う事であっても根本的な子どもの見方に違いが出てくるのではないかと感じました。
日々異年齢の子どもを通し、大人は子ども一人ひとりを園全体(0歳児〜6歳児)の中の一人として見ていくことが大切であると改めて気づかされます。
k☆Y
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