保育園ふやし隊@杉並 シンポ①
2013年04月01日 月曜日
保育園ふやし隊@杉並主催の「これからの杉並の保育園」、待機児童問題から認可保育園不足を考えようというシンポジウムが開かれました。
東京都議会議員、杉並区議会議員、杉並区保育課、保育園関係者、マスコミなども参加し入園できずに困っている住民の声を聴く機会が設けられたことは主催者の尽力によるものです。保育園探しに苦労された、ふやし隊代表者からは、荻窪地域に待機児童が多い現状と小学校を活用した保育園開設活動をしている方々とも協同して若杉小学校を保育園にしようという署名活動も展開しています。
ご自分のお子さんは入園できたそうですが、入園できない人たちが大勢いるので活動を続けていらっしゃいます。平成25年4月の入園選考第2次枠は当初40人でしたが、ふやし隊の活動で150人に拡大しました。杉並区内にある認証と認可外保育施設全てに連絡して各園の待機児童数も調べました。認可外保育施設には公式数字がカウントされていない待機児童が大勢いるのです。ある認可外園では300人も待機しているという実態が浮かび上がってきました。
育児休業中の日常は保活に費やされ、体力的にも精神的にも大きなダメージを受けている保護者が大勢いるのです。3月19日に杉並区長と懇談して杉並区の保育行政を改善してもらうように要請したそうです。保育園に入れない人々が杉並から転出している実情も報告されました。認証、認可外保育施設は2歳児までがほとんどで、3歳児以上の受け皿が少なく、3歳で再度の保活をしなければならない苦労はどうにか解消して欲しいものです。(文責:園長)
会場はJR中央線阿佐ヶ谷駅から徒歩3分の杉並阿佐ヶ谷地域区民センターで、日曜日の午前中でしたから乳幼児連れのご夫婦で参加している方々が大勢いらっしゃいました。育児休業中の保活が精神的にどれだけ負担になっていらっしゃるかは育子園へ見学で来園される皆さんからも同様な意見を伺っています。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ