世界の優れた乳幼児製品
2013年04月16日 火曜日
今年も≒40人の新入園児を迎えて新年度が始まりました。どこの保育園でも毎年この時期は0、1歳児の子どもたちの鳴き声がこだまします。全身から声を出しているような、生命力に溢れた鳴き声は今ここに生きていることを主張しています。保護者も子どもと離れるのがつらい様子で、少し涙ぐみながら園をあとする方もいらっしゃいます。今年も4月1日の初日には10人ほどのお父さんが「慣れ保育」に参加しています。
奥さんが4月から復職するので、数か月前から有給休暇を確保してこの日に臨みましたというお父さん、臨戦態勢の様子が伝わってきました。ご夫婦で役割分担して、朝の登園はお父さんが行いお迎えはお母さん、中にはおじいちゃんとおばあちゃん4人で来園されたご家庭もありました。
1階0、1歳児保育室用の遊具を設置しました。今回はフランス製の製品で、世界各国から選りすぐりの製品にこだわって仕入れている「ボーネルンド」から購入しました。納入してくれた方は23区内全域を担当し、保育園や幼稚園の他にも公園遊具設置も行っているようです。代官山Tサイトにあるボーネルンドショップの立ち上げに携わっていたそうです。欧州の幼児施設を見学すると、色鮮やかな教具、教材、備品が園舎内にセッティングされ子どもの自発的な遊びを促しています。イタリア、フランス、オランダ、ドイツ、フィンランドなど各国の保育スタンスは「子ども主体・子ども中心」が貫かれていて、決してブレることはありません。
乳幼児期は遊びによって多様な経験を重ね、一生を通じてこの時期にしか体験できない貴重な財産に溢れています。夢中になって遊んだ豊かな時間が、豊富な感性を持つ自発的な人間へと成長させてくれるのです。子どもたちが自らやろうとしていることを任せて・見守ることが大人の役目だと日々自覚していたいものです。保育・育児はより良き環境をセッティングすること、環境には人的・物的などがあり、子どもが望んでいるだろうと思うモノを用意して子どもがどのようにチャレンジしていくかを見守ります。そんな環境をセッティングして、その中から遊びや活動が発展していくことが子ども主体の形です。子どもにはカリキュラムはありません、ひらめきや探索・冒険ができる環境が不可欠です。
代官山Tサイトのボーネルンドショップで、6月中旬に大規模な遊び場イベントが予定されています。20時ごろまでオープンしているそうなので、職員と訪れてみたいと思っています。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ