保育園ふやし隊@杉並 シンポ②
2013年04月02日 火曜日
保育園ふやし隊@杉並主催の「これからの杉並の保育園」、待機児童問題から認可保育園不足を考えようというシンポジウムが開かれました。
ふやし隊代表者から、夫の給料だけでは生活できない社会構造、日本は再就職が難しい国、子どもを持っていると採用側の評価が低い国です。子ども子育て会議が国でも全国地域でも開催されるので、子育て世代の住民も是非参画させてほしいと願っています。保護者の希望は認可保育園に入園することです。しかし入園できない子どもが年々増加し、そのうえ認可外保育園に入園しようとしても、全員が入れない状態です。
5月以降も申込みを継続していますが、いつ入園できるか不明なので復職が確定できないで職場も困っています。認可外保育園が増えると、情報収集ができにくくなり自分の足で子どもを連れて現場に足を運ぶ保活が多くなるのです。
続けてジャーナリストの猪熊弘子さんから保育問題に対しての現状と提案がなされました。猪熊さんは保育園での死亡事故などを取材してきた方で、当日もTBS「噂の東京マガジン」に登場されていました。
4児の母親としての保育経験から、3月生まれの子どもは待機児童になりやすいことや子どもが別の保育園に通う不便さ、認証保育園は当時0歳2人で16万円でした。
子どもを育てながら働きたいという普通のことができないのはおかしいという思いがつのりました。
待機児童数カウントの定義が平成14年に変わり、本当の数字が解らなくなっています。
認可保育園に入りたいのに入れず、しかたなく他の保育施設に通っている子どもたちのうち税金を投入している保育施設に入園できている人数はカウントされていません。
足立区で行われた集会で、ある父親は小学校に入れない子どもはいないのに、なぜ保育園に入れないのか、義務教育ではないが希望者が入れないのはいかがなものか。と切実に訴えていらっしゃいました。(文責:園長)
保育問題を探求されている猪熊さんを杉並区私立保育園連盟で招聘して講演会を開催したこともあります。 保護者目線で縦割り行政の改善や、保育園側への提言をされています。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ