東京キリンビバレッジと東社協保育部会が協定
2013年04月15日 月曜日
育子園も加盟している「東京都社会福祉協議会保育部会」と東京キリンビバレッジサービス㈱が、災害時に保育園への飲料供給を締結しました。3.11では都内でも各店舗から飲料水が品薄になり、杉並区から乳児が居る家庭に戸別訪問でペットボトルが配布されました。
首都直下等の大地震に備えて、各保育園などで飲料水や食料備蓄を計画的に行っています。地域の中にある保育園での飲料水の確保は最重要課題ですから、東社協では企業との協働を模索してきました。
こうした取り組みに呼応してくださったのが、東京キリンビバレッジでした。協定では災害発生時に各市区町村と被害状況の把握を行い、飲料水供給依頼を行うことになっています。
首都圏が震源になった場合は甚大な被害想定が発表されています。飲料水供給をどのように行えるか検討課題はたくさんありますが、大手飲料会社が積極的にバックアップ体制を担ってくださるのは心強いことです。
杉並区私立園長会では何度も話し合いを重ねて、災害ハンドブック「子どもを地震から守る」を作成して在園保護者に配布して震災対応を啓蒙しています。ハンドブックに基づいて育子園では常時ミネラルウォーターを使用しながら、500ℓ備蓄をしています。以前の認可保育園は在園児の保育業務だけでしたが、今は地域の子育て支援業務を積極的に行うことになっています。災害時には地域住民が避難してくることが想定され、特に乳幼児を在宅で育児している親子などが保育園に避難してくることもあるでしょう。
明日起こるかもしれない災害に備えて、育子園の従業員は2泊3日の連続保育を想定して勤務する体制を整えています。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ