雪が積もったお陰さまで
2013年01月16日 水曜日
1月14日に「東京地方にとって」は大雪が降り、交通機関がマヒしました。スタッドレスタイヤを装着していない車で後輪駆動車は軒並みスリップし、路上駐車をしたまま一晩放置された車を数多く見かけました。一夜明けた15日は快晴でしたが、積雪7㎝を記録した路面は凍結していましたので、職員も自発的に開園時間前から園内と園周辺の歩道の雪かきをしました。
ある保護者は雪かきを一緒に手伝ってくださって、職員と共に育子園から50mも離れた歩道まで雪かきができました。
園内だけでなく園の周辺を安全な状態にすることは、特に高齢者やお体の不自由な方にとって安心して住める街づくりの一助になればと思います。雪かきをしていると行き交う人がお礼の言葉をかけてくださったり、雪が降ったことで地域に恩返しができたことは有り難いことです。
園庭は大量の雪で覆われていましたから、1月15日の「園のこだわり」のように子どもたちは思い々に雪遊びを堪能していました。ひとしきり遊び終わった4歳児が玄関に入ってきて「長靴の中が冷たい」と言って、長靴をさかさまにして中の雪を払いました。その雪が床面に少しだけ落ちました、するとその雪をちゃんと手で払って「たたき」に落としてくれました。「有難う」とお礼を言うと、「踏むと冷たいでしょ」と一言。
きっと親の姿を見て自然と他者が困らないようにすることが身についているのでしょう。子どもからまた一つ学べた瞬間でした。
雪が降ったおかげさまで、保護者と一緒に職員が雪かき菩薩行(ぼさつぎょう:地域の人々が喜ぶことを自ら行う)が実践でき、子どもからは他者への配慮を学べた日となりました。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ