助け合い〜自立〜
2013年01月31日 木曜日
幼児造形コーナーでの出来事です。
もも組の〇〇くんが空箱を使って好きなものを作っていました。
どうやらビニールテープを使って箱と他の素材をくっつけたいようですが、〇〇くんはハサミでテープを切ることができません。
すると同じ造形コーナーにいた、もも組の女の子に「△△ちゃん~テープ切って~!」とお願いしました。
2人は一緒に遊んでいた訳でもなく、すぐ近くにいた訳でもありません。
でも、△△ちゃんは、サッとテープを切ってあげました。その姿がとても自然でした。
私は〇〇くんに、なんで△△ちゃんにお願いしたの?と尋ねると、「◯◯ちゃんは、テープを切るのが上手だから。」という答えが返ってきました。
確かに△△ちゃんは、上手にテープを切ることが出来ます。
その姿を見て、子どもたちは自分の出来ること出来ないことだけでなく、お友達の出来ること出来ないことも、ちゃんと分かっているのだなと感じました。
“僕は私は、これができないから、誰かに手伝ってもらおう”という姿は、とても素晴らしいです。
自分のことがすべてできるようになるのが自立ではなく、自分では出来ない時に、誰かに助けを求めることができることが本当の“自立“として私たちは、子どもたちを見守っています。
保育者同士でも、苦手なことは助け合い、得意なことは十分に発揮できる環境作りを大切にしています。
(S.S)
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