欧州探索旅②
2012年11月01日 木曜日
海抜3,100メートルのゴルナーグラート駅から麓のツェルマットに戻る頃にはすっかり晴れ渡り、明るい街並みが戻ってきました。街は色鮮やかな花が窓辺や路地に植えられ、登山用品店や土産品店が軒を連ねた商店街が続いています。
ヨーロッパの中でも花の多い街のトップ10には入るほど、木造建物とマッチした美しさは特筆ものです。この素晴らしいセンスはここで暮らす人々のDNAとして、代々受け継がれているのでしょう。
やっとチェックインできたアパートメント・ホテルは、リビングダイニング・キッチンとベッドルームを備えた≒60平米の部屋で4人が余裕で寝泊まり出来る広さでした。室内の建具は高品質の無垢材で仕上げられていて重厚感が漂っています。食洗器を備えた立派なキッチンだったので、夕食は駅前スーパー(coop)で食材を買い出して調理することにしました。さすがはスイスのスーパー、買い物カートには拡大鏡が付いて金額などが確認しやすくなっていました。
保育士2人は料理上手、スイスの食材で手際よく数種類の男料理を作ってくれました。一献を交わしながら人生観、人間観など夜が更けるまで語り合いました。
海抜0メートルのベネチアから3,100メートルのスイスアルプスまで登って来た4人旅はここまで。まだ夜が明けない翌朝6時に私はオーストリア・ウィーンへ、3人はフランス・パリへ列車で移動です。6日後、イタリア・ローマ市内の「どこかで」(良い加減です…)再会するまで、しばしの別れです。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ