ドイツの保育を学ぶ旅~part1~
2012年10月24日 水曜日
飛行機での12時間は、映画を見まくり、機内食を3回も食べ、コーヒーを頼んだらコーラが出てきたり・・・というような状況で、かなりきつかったです。
そして、ドイツ研修のスタートです。
初日は、シュヴァービンガー病院内にある保育施設を見学してきました。
園児、92名(0~6歳)が、5グループに分かれ、0~6歳児の異年齢保育を行っていました。
開園時間は、6:30~17:00で、子ども達は、朝のお集まり、給食、お昼寝(選択性)、おやつ以外は、室内・園庭共に自由に遊びを選択して過ごしていました。
必ず1回は園庭に出るそうです。
0~6歳までの異年齢保育をどのように行っているのか興味津々で見学しましたが、0歳児が入るグループは決まっていて、その保育室には隣にゆったりゴロゴロ出来るスペースがありました。0、1歳児が一緒にいることによって、大きい子の遊びが変わったり、小さい子も大きい子を見て遊ぶ。子ども達の様子を見て担当の先生が、お互いの関わり方を伝えていくそうです。
見学している間、保育士の声はほとんどせず、子ども達が自主的に活動していました。自由に好きなコーナーで遊んでいまいたが、異年齢で小さい時から、大きい子の遊びを見、経験することで遊び方や生活を覚えていくそうです。人気の遊びには、子ども達が集中するそうですが、たくさんいると遊べないので、自分で考えて違う遊びに変えたり、外に出るときも先生達は、帽子をかぶりなさいとは言いません。かぶらずに外に出て、暑ければ、先生に「パラソル広げて」と伝えます。それでも、パラソルの下に入れなければ、先生に「UVクリームぬって」と伝えるそうです。
0歳からの異年齢の経験は、子ども達に自主的に生活する力を与えているんだなとつくづく感じました。
育子園での保育のヒントがたくさん隠されていたように思います。
保育園だけでなく、街並みやショーウインドウなどにも、あっ!これいい!保育に生かせそう!というものがたくさんありました。これから研修は続きますが、ヒントをたくさんみつけ、たっぷり学びたいと思います。
副主任:T
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