職員同士が学びあえるPC保育記録
2012年09月12日 水曜日
毎日行われている職員朝礼は職員間のコミュニケーションを高め・深めてくれる素晴らしい時間です。
ある日の職員朝礼で、園のホームページや保護者専用サイト等に職員が毎日更新・掲載している保育記録・ブログについて発表しあっていました。
各クラスやグループ毎にその日、その時の子どもの様子、発達やエピソードをその日のうちに各クラス・グループの職員がパソコンで記載しています。今年の4月から始まったのですが、最初は自分が担当する日に入力するだけでしたが、今は他のクラスやグループの様子も観るようにしています。職員のイニシャルが記してあるので、その職員の子どもとの関わり方や物事の捉え方、感性の豊かさが今まで以上に解るようになりました。
昨年度までは用紙に記入しクラス・グループ別フォルダーに保管していたので、自分の担当しているクラス・グループの様子以外は見る機会がほとんどありませんでした。4月からインターネット上に掲載するようになってからは、いつでもどこでも見ることができるようになったので園内の様子が良く解るようになりました。
保護者との会話も掲載している内容が話題になって、コミュニケーションが深まっています。各職員の保育実践を読むことで、自分には無い点を発見できたり自分も取り入れてみようと前向きに考えられるようになりました。
このように、何十年間も紙に記入していた作業をPCソフトに移行したことで、従来は記録・保存するためだけだったモノがオープンになり、情報共有や各職員の保育実践が参考になり自分を見つめるきっかけになっているようです。さらにWiFiでデジカメ写真も掲載されているので、その時の様子が文字と画像でリアルに伝わってくるのです。
子ども主体・子ども中心の保育を行っている園はオープンマインドの園ですが、上記のようなデジタル技術と融合することで、さらにオープンな園になっていき、職員同士が学びあえる環境に転換していけるのです。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ