佼成育子園[こうせいいくじえん]-東京都杉並区

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杉並区長との面談

2012年09月07日 金曜日

resize34563今年も杉並区私立保育園連盟の園長が杉並区長室を訪問して、「杉並区の保育関係予算および保育行政に関する要望書」を提出するために面談をしてきました。

 

保育園に求められる役割は複雑多岐にわたってきています。そこで、平成21年3月に発刊された『杉並区保健福祉計画』を実現化するために、子どもを大切にする杉並区の保育行政を一層充実し、保育水準のさらなる向上と、地域子育て支援の中核を担っている保育園として要望しました。

 ポイントは、 

①「要配慮児」に対し個別対応が出来るよう、仕組みづくりと職員加配をしてください。

気になる子ども(要配慮児)が各保育園において増加傾向にあります。行政対応をして頂き、巡回指導の回数及び時間が充実されました。また専門的アドバイスにより現場保育士の悩みが軽減され保育に見通しを持つことが出来ました。通常の体制では保育士の努力の限界を超え1人ひとりに適切な指導を行うに事が出来ずにいる現状です。

巡回指導の充実にとどまらず“気になる子ども”に対し、適切な保育が提供できるように、新しい認定基準及び認定方法の規定と、職員配置、保育環境改善の補助金を充実してください。

 

★同内容は、東京と民間保育園協会からも東京都へ要望している項目です。小学校でも約5%の同じような状況ですから、就学前にその子に応じた保育を提供することで発達を遂げていけるのです。是非とも実現して欲しい項目です。     

 

②延長保育の10人区分による現行補助要綱を、利用年齢別加算を加味するよう要望します。

延長保育の補助基準を見直し、実態に応じた年令別加算等の補助を行ってください。1時間延長は補食を提供していますが0歳児が延長利用の場合、食事介助に人手が必要となります。0歳児及び乳児(0~2歳)が多い場合は職員の配置が最低基準に準じると多くならざるを得ません。現行の補助制度を見直し、現行制度に年齢構成を加味した補助体系の確立を行ってください。2、3時間延長は夕食を提供しています。夕食と補食は別献立で対応しています。さらにアレルギー児が利用した場合には、別献立に加え個別対応が必要です。実態をご理解頂き加配をお願いいたします。

 

★延長保育時間も当然のことながら認可保育園人員配置基準を順守しなければなりません、人件費補助が不十分では質の高い保育を提供できません。他の自治体でも実施していない考え方ですから、杉並区から 是非とも実現して欲しい項目です。

 

③保育所面積の現行基準を維持・引き上げを要望致します。

厚生労働省が保育所面積基準の緩和を特例として認めましたが、杉並区私立保育園連盟としては容認できません。これは狭い保育室に子どもが詰め込まれ、保育士の増員も保障されておらず、劣悪な保育環境になる恐れがあります。杉並区は現行基準を維持し、将来に向けて現行基準の更なる引き上げを要望いたします。

 

④保育に関する安全・安心プラン(保育施設整備計画)の実現を要望致します。

「保育に関する安全・安心プラン」の施策によって、待機児が大幅に減少しましたが、他区からの転入や経済情勢も考えると保育需要まだまだ見込まれます。今後は0~2歳児施設からのスムーズな移行(転園)と様々な保育サービスの提供が求められます。国の保育制度改革も進められていますが、「すべての子どもと大人でつくる新しい杉並」が実現できるように公的保育の維持・拡充をお願いします。

 

⑤今後新設する認可保育園(分園も含む)は園庭のある保育園を設置する事を要望致します。

園庭は青空教室であり、第二の保育室でもあります。事実、園庭の使用は保育園では、天候不順の日以外は、多くの時間を過ごす重要な場所です。日常的に、子どもが生き生きと遊び込める園庭を確保してください。

現に園庭のない保育園については、屋上施設整備の充実及び近隣公園に出かけるルートの歩道整備等の安全対策を行ってください。

 

⑥乳児園から幼児園へのスムーズな転園の実現を要望致します。

保護者にとって子どもを安心して預けられる場の確保は大きな問題です。乳児園から幼児園に転園を保障する仕組みを実現してください。(卒園時期に第2子を出産して育児休暇を取得した場合も同様です。)

 

田中杉並区長からは、日ごろの保育に対する感謝の意が述べられ、保育は区制の中でも最重要課題と認識しています。乳幼児への投資は将来の杉並区への投資ですから、区長就任2年間のうちに保育園定員を350人増加しましたが、まだ需要に追い付かない状態です。保育の「量」と「質」、とりわけ質の向上として保育室認可保育園を増設する方向に転換していくことになっています。杉並区だけでは解決できない課題もあるので、隣接区市そして東京都にも待機児童解消の提言をしています。縦割り行政の枠を超えて、出来そうなことはまず実施してみて、修正をしてくような柔軟な区役所になって、区の職員が街を歩いていたら、区民からお礼を言ってもらえるような職員、区政にしていきたい願っています。(文責:園長)

 

このように田中区長からは、保育行政に対する力強い意気込みと、行政改革推進の熱意が伝わってきました。当初30分の面談時間でしたが約1時間30分にもなる程、熱のこもった時間になりました。

杉並区議会も行われていますので、各会派にも保育現場の状況を説明し要望をうったえています。

Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ

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