魅力的な東南アジア
2012年08月08日 水曜日
バリ島のショッピングモールでは日本のSOGOをよく見かけます。高級品を扱っている店内は観光客をターゲットにした構成で、入店する際も警備員がセキュリティチェックをしている姿を見かけます。一見して観光客とわかる人々はスルーで入店できます。モール内にはスターバックス、バーガーキング、ケンタッキー・フライド・チキン、マクドナルドなどファストフードの世界企業店舗軒をつらねています。
衣料品では特にPOLOブランドの店舗が、一つのショッピングモール内に何店舗も出店しているほどブームのようです。日本では1960年代頃から提灯袖、綿鹿の子ラコステが流行り、その後にラルフローレンが脚光を浴びるようになりました。当時は左胸のワンポイントだけでしたが、今は50倍もの大きさになり各国名や国旗、NOなどが主流になっているようです。
乾季の涼しい風で心地良く10日間過せたバリ島から3か国目、マレー半島の南端国シンガポールへ向いました。この航路のエアアジア・キャビンアテンダント制服はカジュアルなジーンズです。晴天の大空を約2時間飛び、シンガポールのチャンギ国際空港に到着しました。近代的な空港内は3つのターミナルはスカイトレインと呼ばれる無料モノレールで結ばれています。宿泊するシティホールへはMRTという市街市では地下鉄、郊外では高架を走る鉄道を利用しました。運賃は最高でも150円程度で4路線がシンガポールの重要な交通手段になっています。
シンガポールは南緯1度にある赤道直下、英連邦に加盟している立憲共和制の国で、東京23区の面積より少し広い程度です。人口は約500万人、人口密度は東京23区の半分で、チャンギ国際空港から都心部までタクシーで30分でアクセスできます。バリ島の爽やかな風に比べると、湿度が高いシンガポールの夏は東京に似ています。
洗練された街並みやショッピングゾーンは東京をしのぐ高レベルで、日本企業では山口県柳井市に本社があるユニクロや牛丼の老舗吉野家なども巨大モールに出店して健闘しています。55階建ての三ツ星ホテルの上にサーフボードを乗せたような建物を中心に開発が進むマリーナ・ベイ・サンズを対岸に見渡せる場所にはマーライオンがありますが、築40年を迎えて改修工事中です。
さらにはアジア最大の複合型リゾートエリア、リゾート・ワールド・セントーサのユニバーサル・スタジオ・シンガポールとカジノ・ホテルを訪れました。都心部からタクシーでわずか15分という立地で、手荷物や携帯電話、メガネなど一切身に着けられない決闘型ジェットコースターはパナソニックが提供しています。他にも富士フィルムのアトラクションやジュラシックパークなどの映画をテーマにしたアトラクションが多数ありました。駐車場は全て地下にあるので真夏の時期には非常に有難い構造になっていました。
去年に引き続き東南アジア諸国を訪問したのは、ロングステイ先を見つけるためです。この時期のバリ島は湿度が低く非常に快適でした。信心深い島民の姿に触れていると、自分自身の心を見つめることができる環境は有難い場所だと思いました。物価も日本の30%程度、怒らない人々と穏やかに暮らせるのですからロングステイ先ランキングでトップ10入りしているのでしょう。
人前で怒ることは幼児性の証、と教えていただいていますのでバリの人々に倣って怒らない人になることが真の大人である証だということを今回の旅をとおして学びました。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ