人前で怒らない人々
2012年08月06日 月曜日
バリ島の小学校は始業時間が10時ごろの様子です。男女とも制服を着用してほとんどが親の同伴で登校しています。バイクにまたがって親の背中にしがみついて疾走している子ども、中には3人乗りで落ちそうになって乗って子どもなど、警察官は見ても罰則はないようです。一応ヘルメット着用が義務化されているそうですが、かぶっていない人の方が多い様子です。
小学校の校門前には登園時間だというのに、バイクの荷台に玩具やナンのようなパンを積んでいるおじさんがいました、当然子ども達は玩具に群がって学校に入ろうとしません。遅刻しない程度に親も様子を見ているところが時間に追われていない土地柄を感じました。
小学校入学までは幼稚園に通っている子どもは少数派で、店や農業を手伝っているようです。通りを行きかう子ども達は人懐っこい笑顔で観光客にも挨拶をしてくれます。
ウブドから西海岸のサーファーの街、クタへは車で約2時間の道のりです、バリ島の経済中心地デンパサールは渋滞がきつく、車とバイクがひしめき合って先を急いでいますが、クラクションを鳴らすことはほとんどなく他の東南アジアの国々よりも穏やかな国民性が現れているようです。特に人前で声を荒げたり、感情的なることは敬遠されているそうです。これも信心深い人々だからなせることで、寛容的で温厚で人格者としての育ちが幼いころから親の姿を見て受け継がれているのでしょう。
バリ島を走っている車の約90%は日本車で、トヨタ、スズキ、ダイハツが多いようです。次は韓国の現代、ドイツ車は数台しかお目にかかりませんでした。バイクもホンダ、ヤマハなどが多く庶民の足として車の台数よりも圧倒的に上回っています。今から人口も増加するインドネシアでは車産業は、まだ成長が期待できる産業として日本メーカーも力を入れています。
バリ島の経済の中心地デンパサールを南に向かい最終宿泊地、クタに到着しました。
海岸沿いのホテルからはインド洋に沈む大きな夕日を眺めながら、今日一日、この瞬間に感謝…。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ