オリンピックにこだわらない国
2012年08月03日 金曜日
スマートフォン用のアプリで日本の新聞を読んで、ロンドンオリンピックでの選手団の活躍に一喜一憂しています。ところがインドネシア・バリ島ではオリンピックの様子はあまり報道されていません。現地の新聞Bali Dailyにも関連記事は載っていないので調べてみると、今回のロンドンオリンピックへインドネシアから出場している選手数は21人、重量挙げ、バトミントン、水泳、陸上の15種目に出場しています。ちなみに2008年の北京オリンピックには24人、金1・銀1・銅3を獲得したようです。
インドネシアの人口は日本の2倍の約2億4千万人で世界第4位、2050年には3億人に達すると推計されています。国土は東西5,000㎞以上におよぶ世界最多の島を抱える国で約18,000の大小の島により構成されていますが、数は人工衛星の画像によるものらしく、正確な島の数はインドネシア政府すら把握していないといわれています。オリンピック出場比率からしても津々浦々の島々でそれぞれ独自の文化・風習や価値観の中で生活しているのですから、国家発揚のためにオリンピックではないのでしょう。
ウブドを訪れている観光客の多くは欧米系で、バンガローのレストランにも東洋系は我々だけです。各国それぞれの選手を個々に応援ているのでしょう。
NHKは今回のオリンピックで、テレビ放映だけではなくインターネットを活用した新たな通信、P2P(Peer to Pee)を行っています。ネットワーク上の端末同士が相互に接続され、データを送受信する方式で、データ量の大きい映像・音声を配信サーバーだけに負担させずに端末利用者の端末間でバケツリレーのように送受信させて、配信サーバーの負担を軽減させる方式なのだそうです。
P2Pは高画質でストリーミングが観られるというので、早速NHKのホームページを確認してみましたが、接続テストの結果は、「国外からのアクセスと判断されました、申し訳ございませんが、ご覧いただけません」と表示されました。残念。インターネットを活用したサービスは、テレビ放送だけでは見られない各種競技を8つの中から選択してみられるので、選べる楽しさがそこにはあります。夕暮れが近づいてきたライステラスをホテルのテラスから眺めながら、オリンピック観戦を楽しんでいます。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ