感動の日
2012年08月16日 木曜日
ある日の出来事です。
給食が終わった後、にじグループで遊んでいる子ども達を見ていて、ふっと色えんぴつの棚の周りが立体ブロックやら色えんぴつやらトランプやらいろいろな物が出しっぱなしで散らかっているのに気づきました。
しばらくそのまま様子を見ていましたが、そろそろおやつの時間!!片付けなければと思い、近くで遊んでいた子ども達に「ここはどうしたのかな?」と聞くと、「僕じゃないよ!「僕も知らない!」という返事。
「あっそう。じゃあ先生も知らないからそのままにして行くね」「でもこのままだと遊べなくなっちゃうね」と言い残し、その場を離れました。
お部屋で遊ぶときのお約束に“遊んだ物は片付ける 片付けなければ次からはそれで遊べない”があります。
少ししてまたその場に行ってみたら、一人の子が黙って片づけをしてくれていたのです。
私は「自分で遊んだ物ではないのに片付けてくれてありがとう!!」「一人では大変だから先生も片付けるね」と言って一緒に片づけを始めると、次々に近くで遊んでいた子が「僕も使ったから片付ける」「僕も手伝う」と言ってくれてあっという間にきれいになりました。
大人があれこれ言うよりも、一人の子の思いやりの行動が子ども達の心を動かした事に私は感動し、子ども達を見守る大切さを教えてもらいました。
いつも片づけない子!!いつもやんちゃな子!!と決めてそういう子にしているのは私たち大人なんだということに気づかされた出来事でした。
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