【福島県の保育園リポート】遠足バス100台支援の輪
2012年06月28日 木曜日
福島県の3ヶ所の保育園を訪問して来ましたが、原発事故に伴う不自由な保育環境が何も改善されないまま、金銭的負担が各保育園に重くのしかかっている事は大きな課題です。その負担を福島の保育園だけがになっているのはいかがなものかと感じています。放射能対策のために突然、数百万円から千万円単位の支出が発生したのですから、精神的負担と財政的負担を全国の保育関係者で分かち合うことが大切だと思います。
福島市の保育園を訪問した際に、放射能から子どもを守る署名活動を地道に行っていることを知りました。早速、杉並区私立保育園連盟の各園は署名活動に賛同し、職員や保護者に趣旨説明とお願いをしているとことです。7月の園長会で持ち寄って代表の園長が福島へ届けることにしています。首都圏の電力を担うために建設された原発の事故ですからできるだけのことはしていきたいと思います。
そんな活動をしているところに、社団法人 東京都民間保育園協会(事務局TEL 03-5287-5761)から東京都内の各保育園にメールが届ききました。
①大震災から1年以上が経過しましたが、現在でも福島県内の保育園の子ども達は、東京電力福島第一原発からの放射能のために、外遊びの制限が続いいます。福島県内の保育園の子ども達に思いっきり外で遊ぶ機会を持ってもらえるように義援金を集め、線量が低く安全に遊べる地域までの遠足バス代の支援をしたいと考えました。パス100台分の支援を目標にしています。
②福島県の現状を理解し子ども達の外遊びがいかに大切であるかを考えるために、郡山市震災こどもの心のケアプロジェクト マネージャー 小児科医 菊池 信太郎 先生をお招きし『子どもの遊びと心の成長を考える研修会』も合わせて企画しました。
このように杉並区で取り組みを始めたところに、東京私立保育園全体で支援の輪を広げようという呼びかけが重なったことは有難いことです。
★バス100台支援にご賛同いただける方、ご連絡をお待ちしています。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ