男女の違いと生育の違い
2012年06月18日 月曜日
ディスカバリーチャンネルで、男女について特集していました。男女差は羊水の中浴びるテストステロンという物質の量によって違い、男の子は第8週目で大量のテストステロンを浴びるのだそうです。さらには生まれた直後から男女差がはっきり表れ、女の子は生まれて数時間で人の顔を目で追いようになります。一方男の子は、目で追う対象は決まっていません。生まれた時から女の子は人が好きで、男の子はモノが好きという研究結果があります。
男女のテストステロン量は勝負事の時に大きく差が出ます。男性は闘争本能が高いので勝負になるとテストステロン量が急上昇しますが、女性はほとんど変化がりません。運転中にイライラする男性が多いのもテストステロンのせいなのだそうです。男性のテストステロンを体内でどれだけ浴びたかを簡単に測る方法があります。それは人差し指と薬指の長さを比べてみて、薬指が内外人ほどテストステロンを沢山浴びた人です。テストステロンを多く浴びた男性は、心臓や血管の機能が高いという結果が出ています。薬指が人差し指に対してより長い人は速く走れるのだそです
顔写写真からその人の未来を読み取る研究をしているカリフォルニア大学のケルトナー教授によると、大学の卒業アルバム写真に映っている女性の顔を比べて見て、笑顔や温かみが有るか無いかによって、その後の人生に関係しているのではないかという仮説をたてて調査を行いました。卒業後30年経過した52歳の彼女たちの現在の状態は驚くべき結果でした。写真で力強く笑っていた人々(作り笑いと心からにじみ出笑顔を分析)は周りの人を温かく受け止め、日々の不安もなく人生に成功し、結婚生活にも満足し健康で幸福だったという結果が出たそうです。
逆に子どものころストレスを大量に受ける環境で育つと自然な笑顔が作れず、作り笑顔になっていきます。さらに大量にストレスを受けた子どもは大きくなってもストレスに対応できず、トラブルを起こすことが多いのですが、良い出会いがを経験することで克服できるケースもあります。自分が何に対してストレスを感じるのか分析し認識できれば克服できるきっかけになります。さらに男女のストレス対応能力(コルチゾール値が高くなるとストレスを強く感じます)は一般的に女性のほうが対応能力が高いという結果も出ています。
この番組を観て、男女の違いと幼い時に経験した環境がその後の人生を左右することを考えたとき、育子園の200人の子ども達、職員70人も一人ひとりの特性と生育環境に配慮した関わり方が大切だと改めて感じました。同じことを体験しても人それぞれに感じ方や対応が違うのですから、お釈迦様が説かれたとおり、その人に合った触れ合い(対機説法)をしていくことが日々の保育園運営においても大切なことです。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ