偉人とは、諦めない人
2012年06月04日 月曜日
育子園職員の保育理念研修で、【育子園の実践】を促進するための研修教材は、『致知 2011年9月号』の特集・生気湧出「諦めなければ必ず道は拓ける」でした。
その中で植松さんは、僕もいろいろな人にいろいろなことを教わってきましたが、最初に自分を救ってくれたのは発明家トーマス・エジソンだったという気がします。僕はかなり変わった子どもだったんです。小学校の先生が授業に関係のないことはくだらないこと、という考えの人で、きっと自分の知らないことを質問されるのが嫌だったのでしょうね。人と違うことばかりに疑問を持つ僕はすごく嫌われていました。
いつも辛い目に遭うので何とか救われたいという思いで、片っ端から伝記を読む中でエジソンと出会ったんです。うちの親が子どもに本を買ってくれたのは、祖母の教えのおかげです。この間、小学生にロケットエンジンの実験の映像を見てもらったのですが、「植松さんはどうしてロケット開発を諦めないんですか」と聞かれて、どうしてかなと自問自答したんです。
その答えは、「僕は諦め方がわからない、伝記には諦めなかった人の話しか書いていないでしょう」と答えました。だから伝記はジャンルを問わずに読んだほうがいい、そうしたら諦め方なんて覚えないで済むわけです。
この節を読んで考えたことは、途中で諦めない人は「偉人」と讃えられ、やる前から、『どうせ無理』と行動すら起こさない人や少しやレンジしただけで投げ出す人は、「諦人」とでも呼ばれるのでしょう。子ども達を偉人にするのも、諦人にしてしまうのも、周りの環境です。
特に人的環境が及ぼす影響は計り知れません、また○○してるの、いつまで○○するの、○○をやってなんのいみがあるの、などと声をかけていないか、子どもには『どうせ無理』という発想は無いのですから、物事に集中して取り組んでいるこそ、「そっと見守って」いれば良いだけなのです。
に5人グループが交代で記事を読んで一人ひとりが感じたポイントを発表しあい、グループごとに具体的実践を発表しました。
○子どもにとって大人の影響力が大きい、子どもにとっていい人的環境になるための実践として、きっかけ作りをする、大人が得意な分野を活かせるチーム保育をしていく。
○職員の個性を大切にしていくために、一人ひとりの個性をみんなで分かち合えるようにブログや掲示板を活用していく。
○どうせ無理、失敗することが大切、儲かるの意味、対応する力、木鶏、子ども第一主義と職員間がまとまっていくことを目的に、組織の役割などに関係なく、枠を超えて自分ができることは「自分ができる人間だと思わない」、自分ができなことを他の職員にお願いをしてみる、謙虚になれる。
○0から1を生み出す大変さ、正規・非正規にとらわれずに、0から1に踏み出すところをみんなで助けて、パネルシアターで疑問やアイディアを出し合って、ブレインストーミングで作り上げる、応援する何か意見がある人の
○やったことのないことをできないと思い込んでいるだけ、育子園の実践4つは毎日できることなのに、FCの時だけ思い出しているので、日ごろできることではないか、一カ月で4つの実践を1週間かけてやってみてはどうか、朝礼の時、各保育室で確認する。褒められてもけなされても態度を変えない、理念からぶれないこと。
このような保育理念研修を積み重ねて、子ども主体・子ども中心の保育を深く高く実践していきたいものです。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ